安藤サクラ主演の『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳(あだち・しん)の監督デビュー作『14(じゅうし)の夜』。今月末(7月31日)にクランクイン予定のこの映画に、光石研、濱田マリ、門脇麦ら実力派俳優が出演することが発表された。
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足立は『百円の恋』で、前述の日本アカデミー賞ほか、松田優作賞グランプリ、菊島隆三賞などを獲得し、映画『お盆の弟』やテレビドラマ『佐知とマユ』の脚本でも数々の賞を受賞した、今最も注目の脚本家。
そんな足立が「自分のことを大嫌いな人間が、今の自分から一歩でも脱却しようともがく話にしたい」と語る本作は、1980年代の田舎町のレンタルショップが舞台。AV女優・よくしまる今日子がサイン会にやって来るということでざわめき、やがて冒険に出る中学生男子たちの悶々とした思いを描いた作品だ。
主人公の中学生・タカシ役を演じるのは約750人のオーディションから主役の座を射止めた犬飼直紀。その父親役に『お盆の弟』の光石研、母役に『団地』の濱田マリ、姉役に『二重生活』の門脇麦、姉の婚約者に朝ドラ『ごちそうさん』の和田正人が扮する。ほか、タカシの幼なじみ役に人気アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」の浅川梨奈、同級生のヤンキー役に健太郎と、個性豊かな顔ぶれが揃う。
このキャスティングに足立監督は「とても素敵なキャストの方々に出演して頂けて本当に光栄です! 皆さんが勢そろいする場面はすげぇ楽しい場面になるかもしれないとすでに一人でニヤニヤしています。 オーディションで出会った少年たちも一生懸命で素直で可愛くてカッコ良くてメチャクチャ眩しいです。これで面白い映画にならなかったら誰が責任を取るのだろうかと考えると少し不安になるときもありますが、毎日のように新しい出会いのある監督業は (今のところ)最高に楽しいです」とのコメントを寄せている。
『14(じゅうし)の夜』は12月下旬よりテアトル新宿ほかにて全国公開となる。
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