裸に黒いシースルー!? と見間違うような大胆なドレスに挑戦
【輝けるセレブたち】2月16日~26日(現地時間)の日程で開催され、大きな盛り上がりを見せているのは世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭。世界各国から集まる珠玉の映画が話題の中心となるのはもちろんですが、そのほかに気になるのはやはりレッドカーペットで披露される豪華なファッションの数々。今年もすでにさまざまな反響が飛び交っていますが、そんななかでも注目の的として取り上げられている一人が女優のアン・ハサウェイです。
・シースルー旋風吹き荒れる! 今年のクイーンはフローレンス・ピュー
現在セレブの間で流行っているトレンドといえば「シースルー」ですが、アンが選んだのは思わずほぼ裸かと見間違えてしまうようなほど大胆な1着。ヌードカラーのボディスーツの上に、リボンをいくつも組み合わせて作りだした格子柄の黒いシースルードレスを披露して会場の視線を独占しました。
着用しているのはヴァレンティノ・オートクチュールの春夏コレクションのドレスですが、セクシーでありながら上品さとチャーミングさも感じさせるアン。それは彼女の魅力と見事なスタイルによるものでもありますが、これまで数多くのドレスを着こなしてきたからこその貫禄すら漂わせています。
セレブがシースルー姿に込めたポジティブなメッセージ
今回のアンだけでなく、フローレンス・ピューやリアーナ、ヘイリー・ビーバー、エミリー・ラタコウスキーなど、最近は多くのセレブたちがバストトップや下着を露出するシースルーファッションで公の場に登場。ときにはその大胆さだけが取り上げられがちですが、根底には「どんな体型でも女性は他人の価値観に左右されることなく自分の体を愛するべき」というボディ・ポジティブや「女性は自分が好きなものを着ていい」といった女性の権利に対するメッセージが込められています。
さらに、コロナ禍でさまざまな制限を強いられていた生活を送ってきたあとだけに、開放感から自由を求めるようなファッションが流行しているとも言われているのだとか。ファッションといえば時代を映す鏡でもあるので、今年もまだまだシースルーブームは続くとみられています。ファッションとして真似をするのはハードルが高いところもありますが、彼女たちが伝えたい思いはどんな女性にも勇気とファッションを楽しむ喜びを与えてくれるはずです。(文:志村昌美/ライター)
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