2016年の「中秋の名月」とは、まさに今日9月15日のこと。こんな秋の風物詩を感じさせる時期に頭に浮かぶものといえば、やっぱり“芸術の秋”ですよね? 映画を見ること自体、すでに芸術活動の一環ではありますが、映画を通じて異なる芸術を感じてみるのもオススメの楽しみ方です。そこで、「芸術の秋に見たくなる映画」をご紹介したいと思います。
【独女のお勧め】芸術の秋にオススメの映画5選/前編
●読書をもっと深く楽しむために
『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』
まず、芸術の秋の代表ともいえるのが“読書の秋”ですが、あなたが読んでいる本の裏にもそれぞれのストーリーがあるのを知っていますか? どの本にも作者がいるのはもちろんですが、欠かせないものといえば、なんといっても編集者の存在。
ヘミングウェイやフィッツジェラルドといった偉大な作家たちを発掘した伝説のカリスマ編集者マックス・パーキンズと若き天才作家トマス・ウルフを描いた映画といえば、10月7日より公開の本作。
私たちが出来上がった本を手にするまで、どれだけの努力と情熱が込められているのかを知れば、本の重みも違って感じるはず。仕事のパートナーであり、友人でもあり、そして家族のようでもある2人の特別な絆が一文字ずつ紡ぎ出しているからこそ、胸を鷲づかみにするような名作が誕生するのです。本を読む前に、見るべき作品としてオススメの1本。
続いて、本を読んだ後にぴったりな作品としてご紹介したいのは、『ジェイン・オースティンの読書会』。ジェイン・オースティンといえば、本好きだけでなく、『プライドと偏見』や『Emma エマ』などの映画の原作としても知られており、映画ファンにもお馴染みの作家ともいえます。
タイトルにもある「読書会」というのは、日本ではあまり知られていませんが、同じ本を読んだ後に感想を発表しあう集まりのこと。本は自分ひとりで読むものだと思っていませんか? ときには、誰かと意見を交換しあうことで、違った観点から物事を考えられたり、視野が広がったりするものです。
ジェイン・オースティン好きの男女たちが、本を通じてそれぞれの人生を語り合い、新たな自分を発見していく姿を見ていると、人と直接向き合うことの大切さを教えてくれます。最近は他人とのコミュニケーションもSNSやメールだけだったりしがちですが、そんな時代だからこそ、こういう読書会を開催してみるのもいいかもしれません。まずは、友だちを誘ってみませんか?
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