ミシェル・ヨーが、カンヌ国際映画祭のオフィシャルディナーの場にて、「ウーマン・イン・モーション」アワードを授与されることが決定した。
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受賞について「時代が変わりつつあると確信しています」とコメント
2015年にカンヌ国際映画祭で発足して以来、文化や芸術の分野で活躍する女性のクリエイティビティや貢献、世界の見方を変革し得る功績に光を当てている「ウーマン・イン・モーション」。
今年のアカデミー賞で、アジア人初となる主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー。その傑出したキャリアに敬意を表し、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガなどを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループであるケリング会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノー、カンヌ国際映画祭会長のイリス・ノブロック、カンヌ国際映画祭ディレクターのティエリー・フレモーは、本アワードの授与を決定した。
マレーシア生まれの女優・プロデューサーのミシェル・ヨーは、何十年もの間、スクリーンの上で、複雑で強い意志を持った女性を演じることで、映画界における年齢や性別に関するステレオタイプに挑戦し、主演作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』での見事な演技で、ゴールデングローブ賞、SAG賞(全米映画俳優組合賞)、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。
ミシェル・ヨーは、数々の賞を受賞した際、多様性、人種や年齢差別といった重要な問題に触れながら、力強いスピーチを披露。
「時代は変わってきていると思います。より多くの人を受け入れることできるようになりました。より多様性を認めるようになりました。私を見てください。この仕事を始めて40年になりますが、ようやく香盤表の一番上になることができました。自分を信じて、信念を持ち、自分の仕事に情熱を持っていれば、あきらめることはないのです」。
そして、自身の役柄のいくつかにちなんで、こう付け加えた。「今夜、私たちはガラスの天井を破りました。カンフーで打ち砕いたのです! 私たちは今岐路に立たされています。そして変化はもう始まっています」。
これまで「ウーマン・イン・モーション」アワードはカンヌの場で数々の功績や貢献を称え、過去の受賞者には、2015年のジェーン・フォンダ、2016年のジーナ・デイビスとスーザン・サランドン、2017年のイザベル・ユペール、2018年のパティ・ジェンキンス、2019年のコン・リー、2021年のサルマ・ハエック、2022年のヴィオラ・デイヴィスが名を連ねる。
ミシェルは受賞について、「この賞を受賞し、とても感動しています」と喜びのコメント。また、「近年、世間の意識は確実に高まっています。時代が変わりつつあると確信しています。女性が、カメラの前でも後ろにいても、この世界の多様性や複雑さを反映した役を演じ、物語を語り続けるということが重要です」とメッセージを伝えている。
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