チャン・ヒョク&チャン・ナラが9年ぶりに共演! お互いの印象や撮影の舞台裏を語るインタビュー到着
家庭的で良き父が実は超優秀な国家スパイ!? そしてその妻も大きな秘密を…
家庭的な良き父が実は国家スパイ、そしてその妻も大きな秘密を抱える“訳あり一家”が、平穏な日々のために奮闘する夫婦ドタバタ・スパイコメディ『シークレットファミリー』。本作に主演するチャン・ヒョク&チャン・ナラのインタビューが到着した。作品の魅力はもちろん、9年ぶり4作目の共演として、あらためてお互いの印象や、撮影時のエピソードについてたっぷりと語っている。
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──『シークレット・ファミリー』は、お2人の9年ぶり4作品目の共演作です。お2人は、お互いの俳優としての魅力を、どこに感じていますか?
チャン・ナラ:チャン・ヒョクさんは「この人を愛さない人なんているのだろうか」と思うほど、魅力に溢れた先輩です。演技力の高さは言うまでもありません。特にアクションにおいては、韓国の俳優の中でも指折りの実力です。また、意外にもラブリーな演技もお上手なんです。真面目な中にも、先輩特有の愛らしい表情があるというか。アクションからラブリーまで、完璧に演じるところが多くの方に愛される理由ではないでしょうか。
チャン・ヒョク:(まんざらでもない表情で)おお~。
チャン・ナラ:ラブリーな演技、自信ありますよね?
チャン・ヒョク:僕ですか?……まあ、下手ではないですね(笑)。
チャン・ナラ:ものすごくお上手です。
チャン・ヒョク:ありがとうございます。ナラさんとは、今回、短編作品を合わせて4回目の共演となります。ナラさんの最大の魅力は「気楽さ」です。僕が表現しようと思っているキャラクターの感情をよく理解してくれますし、それに対するリアクションもとてもお上手なんです。ですから僕もなんの不安も心配もなく、毎話、毎シーン、とてもリラックスして演じられます。
「こうやって演技をしたら、当然こうやって返してくれるだろう」という信頼感は、初作品(『明朗少女成功記』)の時から感じていたことですが、2作品目(『運命のように君を愛している』)の時も、今回も同じように感じました。
僕とナラさんを例えるなら、ピッチャーとキャッチャー。僕が投げたボールを上手に受け止めてくれるので、投げやすいんです。僕がキャッチャーとして、ナラさんのボール(演技)を受けとめる時も、とても楽に取れるんです。相性がいいバッテリーはサインを特に決めなくても上手くできますよね。僕たちもそんな風に、事前に何か話したりしなくても、本番でぴったりと合わせられる。そんな関係です。
今回は、コメディだけでなく、アクション演技も多くこなさなければいけませんでした。コメディとアクションを同時に演じなければいけない瞬間もありました。そういう難しい演技も、スムーズにうまく演じていたことにも感心しました。
──お互いの演技を見て「かっこいい」と思ったところはどこですか?
チャン・ナラ:チャン・ヒョク先輩は常にかっこいいですから。
チャン・ヒョク:またまた~(笑)。
チャン・ナラ:「すべてのシーン」と答えるのが早いとは思いますが……。一番はアクションシーンかな。でもこれは誰もが認めるところだと思うので、“アドリブをする姿”を選びたいと思います。私が思いもつかないようなアドリブをするんですよ。それも、万国旗のように次々出てくる(笑)。
その姿を見て、監督にこう話したことがあります。「(チャン・ヒョク)先輩は、10分放っておいたら、アドリブで10分を埋めることができると思いますよ」って。
チャン・ヒョク:アドリブは上手に受け止めてくれる人がいるからこそ、どんどん出せるものなんです。僕が「アドリブ博覧会」を開けるのは、ナラさんのおかげなんですよ。
──ナラさんは、アドリブに対応するのは大変ではないですか?
チャン・ナラ:私はアドリブをたくさんする方ではないので、アドリブで返すというよりも、ただリアクションをすることで対応しています(笑)。
チャン・ヒョク:ナラさんがかっこいいのは、スルーしてしまってもいいような小さな部分にまで神経をとがらせ、様々な角度からシーンを研究するところです。昔からそういうタイプでしたが、今でも演技に対する誠実さを忘れていないのは素晴らしいと思います。
──チャン・ヒョクさん演じるドフンの職業はスパイです。チャン・ヒョクさん自身は、自分が“スパイ”に向いていると思いますか?
チャン・ヒョク:あはは。僕はスパイよりも、メロジャンルの方がよく似合うタイプだと思います(笑)。ドフンは平凡な家長として、平凡な生活を送っていますが、実は、“平凡なフリをしている”だけですよね。僕だったら、家族をだましていることに対する申し訳なさを感じると思いますし、スパイという職業が持つ孤独だったり、職業的な苦労だったりに耐えられない気がします。家族の誰かが“スパイ”だという状況も幸せではないと思います。
──チャン・ナラさんは、夫であるドフンが“スパイ”であることを知らない妻ユラ役です。もしご自身の旦那さんがスパイで、その事実を知ることになったとしたら、どうなると思いますか?
チャン・ナラ:事実を知った日は修羅場でしょうね。でも結局は、その現実を受け入れると思います。だってそうするしかないじゃないですか。それに、ドフンは国家のために働く“国会公務員”スパイなので、悪いことをしているわけでもないし、待遇も悪くないと思うので……(と言って、ひとりで大爆笑)受け入れるんじゃないかな。でも、危険な仕事なので、事実を知った日は、怒り爆発だと思います。
チャン・ヒョク:心配ですよね。何があるかわからないし。
チャン・ナラ:心配もありますし、知らされてなかったという落胆もありますし。それらすべてが「怒り」となって出てくると思います。
──ちなみに、チャン・ナラさんは、ご自身がスパイという職業に向いていると思いますか?
チャン・ナラ:いいえ(即答)。私をスパイとして雇った国家や企業はつぶれると思いますよ(笑)。私は、うれしい時は10秒もたたないうちに表情が明るくなりますし、怒った時にはすぐに首から耳まで真っ赤になるんです。私のようにすぐに顔に出るタイプは、スパイになってはいけないと思います。
チャン・ヒョク:ナラさんの気分は、天気と同じなんですよ。
チャン・ナラ:あはは。
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チャン・ヒョク:ものすごくわかりやすい。僕も今では「今日は冗談を言ってもいい雰囲気の日だ」とか、
「今日は少し近づかないようにしよう」とわかるようになりました。雲行きが怪しい時には、遠くから様子を見ていて、少し時間が経ってから、声をかけるようにしているんです。
チャン・ナラ:あはは。何を言っているんですか(笑)。私、普段から機嫌がいい方だと思いますよ?
チャン・ヒョク:冗談ですよ。明るくて、いつも笑顔ですよね。ほとんどの日は。
チャン・ナラ:全くもう!(笑)
──ドラマ『シークレット・ファミリー』を一言で言うならば?
チャン・ナラ:沼、ですね。
チャン・ヒョク:掘っても掘っても、まだ先があるという意味ですか?
チャン・ナラ:掘れば掘るほど、より深みにハマっていく作品。そして段階別に見どころがあるので、一瞬たりとも見逃してはいけない作品です。毎話、「わあ。こんな話まで出てくるの!?」と驚かれると思います。
チャン・ヒョク:僕は“ゲーム”かな。アイテムをゲットして次のコースに進むゲームのような作品です。ゲームでいうアイテムのようなポイントが毎話どこかに隠されていて、どんでん返しの連続なので、観進める中で、おもしろさ、好奇心、スリルまで感じることができると思います。
──チャン・ヒョクさんは6月に来日を控えています。日本で期待していることはなんですか?
チャン・ヒョク:コロナパンデミック以降、撮影以外で海外に出ることが難しい状況でしたよね。僕もその間、日本に一度も行くことができなかったので、まずは日本のファンの皆さんと再会できることが一番期待しているところです。今、どんな話をしようか考えているところです。
会えなかった時間が長かったので、その間に感じたことや経験したことを楽しく話したり、おしゃべりをしたりできたらうれしいですね。また、日本のラーメンが好きなので、早く食べに行きたいです。
──チャン・ナラさんの来日を待っているファンも多いと思います。日本に来る予定はありますか?
チャン・ナラ:(一段と大きな声で)私も早く行きたいんですよぉ。私、日本のコンビニが大好きなんです。「じゃがりこ」は好きすぎて、韓国に直輸入して食べているくらい(笑)。「じゃがりこ」を買いに日本に行きたいです。これまで日本のファンの方と実際にお会いする機会がほとんどなかったので、機会があれば日本のファンの皆さんにも会いたいですね。
──日本の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
チャン・ヒョク:俳優として大事なことは、作品を通じて自分がどんな風に生きていて、どう時間を過ごしているのかを伝えることだと思っています。本作において僕がどんな悩みを持って、どんな風に演じたのか、ぜひ観て確認していただきたいです。季節の変わり目ですので、健康に気を付けてお過ごしください。
チャン・ナラ:このドラマは、“家族死守スパイコメディ”という修飾語がぴったりの作品です。最初から最後まで一瞬たりとも見逃さないでくだされば、思いもしないところで思いもしないようなことが起こり、笑うことができると思います。ぜひ、楽しんでご覧ください。
『シークレット・ファミリー』はディズニープラス スターにて5月5日22時20分より独占配信。
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