(…前編「女子が食いつく餌を恥ずかしげもなく全部載せ!」より続く)
【元ネタ比較】『PとJK』中編
オジサンが女子高生に手を出してる構図に?
「守ってくれる年上男性」「秘密の恋」「結婚」などなど女子の好きなアイテムを全部載せした三次マキ原作の少女漫画「PとJK」が映画化された。女子高生の歌子(かこ)と警察官の功太が惹かれあい、世間には内緒で交際ゼロ日婚してしまうラブストーリー。
はいはい、女子はコレが好きでしょ、と撒き餌でおびき寄せられてるのは重々承知でも、つい釣り上げられてしまう。
2人が無事結婚してからも、同級生にバレそうになったり、心は優しいヤンキーの大神クンと距離が縮まったり、功太の辛い過去が描かれたり、とダレることなく読者を飽きさせない。
結果、読者を惹きつけ原作コミックは累計310万部突破する人気ぶり。さてさて、実写映画化の気になるキャスティングはというと、歌子に土屋太鳳、功太に亀梨和也だ。うーん、全然違うってことはないけど、しっくりこない。
それに、功太は原作では23歳の設定で16歳の女子高生・歌子よりは年上だが、まだまだ若い青年なのに、30代の亀梨和也だと年上過ぎてオジサンが女子高生に手を出してる構図に見えて爽やかさに欠けるのだ。
しかも、功太の高校生時代が描かれるのだが、なんと演じるのは変わらず亀梨和也! 茶髪のウィッグにブレザー姿が浮いてて、肌質が若々しくないことも気になるし、正視に耐えないありさま。功太の辛い過去を紐解くシリアスないいシーンなのに、もはやコント状態に!
(後編「これじゃ、ただのキテレツでバカバカしい少女漫画のようじゃないか!」に続く…)
『PとJK』は3月25日より全国公開される。
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