ブルース・リー主演の傑作カンフー映画『燃えよドラゴン』に盟友ジャッキー・チェンとともに出演し、その敬愛するリーへのオマージュとして監督・主演した『燃えよデブゴン』(78年)を、アクションにコメディ要素を融合させ大ヒットに導いたサモ・ハン(旧名:サモ・ハン・キンポー)。70年代から香港映画界で活躍しはじめ、日本でも大人気を博した彼が、新作2本を引っさげ、映画のプロモーションとしては11年ぶりに来日。4月6日に新宿武蔵野館で舞台挨拶を行った。
この日は「香港映画界のレジェンド」にして「生きる伝説」でもあるサモ・ハンの登場に、観客のみならず、マスコミ陣も興奮状態に。司会が、壇上に立ったサモ・ハンを初めて見た感想を観客に尋ねると、それに便乗したサモ・ハンが「男前ですか?」と尋ね、贈られた大きな拍手に「ありがとうございます」と豪快に笑った。
この舞台挨拶のチケットもあっという間に完売になったそうで、日本でもずっと大人気ですと言われると「みなさんの応援に感謝します。友だちに必ずこの映画を見に来るように伝えて下さい。この映画がヒットすれば、また新しい映画を作って、みなさんのところに来ることができます!」と茶目っ気たっぷりに答えた。
今回の来日は『SPL/狼よ静かに死ね』(05年 ※日本公開は06年)で来日して以来、11年ぶり。久しぶりの日本について感想を求められると、「確かに長い間、日本には来ていなかったんですけど、ずっと日本のことが気にかかっていて、香港にいても日本料理ばかり食べに行ってました」と明かし、場内を沸かせる場面も。
また、『おじいちゃんはデブゴン』が監督作としては20年振りとなることについて聞かれると「前回の監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲』を撮り終えた後、この映画の映画会社社長が脚本を持ってきて、ちょっと見てくれと言われた。見たところ、中々いい脚本だったので、そのことを伝えたら、監督をやってみないかと誘われて、自分自身、この映画のようなドラマ性の強い作品を撮ることがなく、キャラクター設定も非常に気に入ったので、やってみようと思ったんです。ただ、最初の脚本はあまりアクションシーンがなかったので、そこを増やして作りました」と話していた。
終盤は、そんなサモ・ハンの吹き替えを長年担当している声優の水島裕が花束を持って登壇。会うのは40年弱ぶりという2人はガッチリと握手を交わしていた。
サモ・ハンが監督・主演をつとめた『おじいちゃんはデブゴン』は5月27日より、アクション監督をつとめた『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』は6月10日より、それぞれ新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開となる。
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