藤井道人監督が岡田を絶賛「限りなく完璧に近い印象を受けました」
韓国のクライムサスペンスをリメイクした映画『最後まで行く』。本作の公開を記念したイベント「大阪まで行くイベントin道頓堀」が開催され、主演の岡田准一、共演の綾野剛、藤井道人監督が、大阪・道頓堀に登場。集まった4000人の観客を熱狂させた。
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5月10日に開催された「大阪まで行くイベントin道頓堀」は、公式ホームページなどで募集された4000人の観客を前にした、道頓堀川での乗船イベント。完成披露舞台挨拶では藤井監督がリモート登壇だったため、主演の岡田、共演の綾野、藤井監督が揃うイベントは今回が初となる。
そんな記念すべきイベントに相応しく、黒と黄色にラッピングされタイトルをあしらった特製の船が、今か今かと待ちわびている観客の前に登場。紙吹雪が舞い、盛大な拍手に包まれるなか、3人が姿を見せると、一斉に歓声が沸き上がった。
岡田が「どうも! ひらパー兄さんです! 新しい映画が完成いたしました。大阪を代表して東京で仕事をしておりますが、そんなひらパー兄さんの自信作、今回本当に面白い映画ができたと思っています。藤井監督のもと、綾野剛さんと一緒に皆さんに楽しんでもらえる映画が完成しました。是非ご期待ください」と冗談を交えながら挨拶。関西弁で「おま! おま!」と観客に呼びかけると、綾野が「おま!」と合いの手をする場面も。
綾野は「大阪のみなさんこんにちは! 准一さんと監督とこうやって大阪の舞台に立ててとても興奮しています」と興奮冷めやらぬ様子。藤井は「本当に大好きな兄貴2人と最高な映画をつくりました。自分ってこんな面白い映画つくれるんだっけと思うくらい、いい映画を作れたと思うので楽しみにしていてください」と自信を見せた。
そして話題は先日公開された、ひらかたパークのコラボポスターに。超ひらパー兄さん10周年にして初めてとなった共演者とのコラボについて、岡田は「実は現場でひらパーの話題がでて、(綾野剛が)出たいですって言ってくれて実現したんです」と裏話を明かした。
藤井監督作品に初参加となった岡田は、「映画界の希望といわれている監督で、スタッフもとても優秀。そんな監督がつくる日本映画のクオリティは希望とされているものなので、一緒にできて嬉しい」と喜びを語った。綾野は「いつもの3倍くらいのスピードを感じる台本でしたが、准一さんがきてくれたことによって、この藤井組は大きくなるなと思いました」と手応えを述べた。
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藤井は岡田に対して「限りなく完璧に近い印象を受けました。お芝居やアクションはもちろんですが、スタッフや映画に向き合う気持ち、心構え、礼節、そのすべてが自然にスタッフの士気をあげて、現場では“兄貴”みたいなところもやってくれた」と絶対的な信頼を寄せつつ、「キュートで常に戸惑っている岡田さんが撮りたくて、自分だったらそんな岡田さんを撮れるんじゃないかと思ってぶつかっていきました」と語った。
これまで数々の作品を共にしてきた綾野に対しては、「今回は最高に狂った剛さんをみたいとリクエストして思いっきり狂ってくれて、毎日モニターの前で狂った剛さんを見ていました」と綾野の新しい顔を引き出したことを語った。
本作の見どころについて岡田は、「こわい映画ではなく笑える映画ですが、笑いが一番難しい。ただ、笑いってひっくり返ったら狂気になって、笑いと狂気は紙一重なところがあるっていうのは関西人のツボをついてる映画だと思います。笑ってたら狂気にもなっていくし、狂気だったのが笑いにもなっていくし、そこがツボに入っていただける作品だと思います」とアピールした。
『最後まで行く』は、5月19日より全国公開される。
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