興収32億円の大ヒットとなった『そして父になる』の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、福山の相手役を役所広司が演じる『三度目の殺人』。この映画の特報とティザービジュアルが解禁となった。
本作は、是枝監督が近年描いてきたホームドラマとは一転、かねてより挑戦したいと考えていたという法廷心理ドラマ。真実は必要ないと信じる弁護士・重盛役を福山、重盛に対峙する殺人犯・三隅役を役所が演じるほか、物語の鍵を握る少女で被害者の娘・咲江役に、『海街diary』に続く是枝作品となる広瀬すず、被害者の妻役に斉藤由貴、重盛と事件解明に奔走する司法修習の同期弁護士役に吉田鋼太郎、重盛の事務所に所属する若手弁護士役に満島真之介、本事件の担当検察官役に市川実日子、重盛の父親で、30年前に三隅が関わった事件の裁判長だった男役に橋爪功が扮する。
解禁となった特報は「自白してるんだろ? だとしたら間違いなく死刑だろう」というセリフからスタート。真実なんていらないと信じる弁護士・重盛(福山雅治)にとって、それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴されたのだ。
犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。しかし、調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。「本当は何で殺したと思っているんですか? 本当のことには興味ないかな、重盛さんは」と三隅に突っ込まれる重盛。そこからラストにかけ「会うたびに変わる供述、弁護士が知りたいと願った本当の動機。心震える衝撃の真実とは?」というナレーションが流れていく。
また、一緒に解禁となったティザービジュアルは、特報とは打って変わり、雪合戦を楽しんでいる三隅(役所)と被害者の娘・咲江(広瀬)の間に挟まれた、重盛(福山)の姿が写っている。三隅と咲江の接点が明らかになることで、新たな事実が浮かび上がる展開が待ち受ける本作だが、はたして重盛は真実を掴むことができるのか?
『三度目の殺人』は9月9日より全国公開となる。
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