貧困に直面する17歳の少女、ゲイであるために母に捨てられた青年…過酷な現実を映し出す作品が話題に 注目の記事をピックアップ
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花瀬琴音が主演を務める『遠いところ』より、主人公の少女が直面する過酷な現実を捉えた場面写真が公開され話題に。また、閉鎖的な村社会と神秘的な山々を背景に運命に翻弄される女性の生き様を描く映画『山女』、新鋭監督の実話をもとにした『インスペクション ここで生きる』の予告編も注目を集めた。
沖縄で幼い子どもと暮らす17歳の少女が直面する貧困、暴力とは…
花瀬琴音を主演に迎え、若くして母親となった少女が貧困や暴力に抗おうとする日々を描いた映画『遠いところ』の場面写真が公開された。
本作は、沖縄のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬)が、社会の過酷な現実に直面する物語。第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭クリスタル・グローブ・コンペティション部門に出品され、Variety誌に「貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇」と激賞された。
場面写真は、目を背けたくなるような現実に直面しながらも、必死に生きようとする17歳の少女の姿が鮮烈に写し出されている。中には、保護観察官に息子を保護され、少女が泣きながら追う胸を締め付けられるショットも…。撮影の1ヵ月前から現地で生活したという花瀬の演技に注目したい。
・17歳の少⼥が直⾯する貧困、暴力…日本社会の不条理を突きつける衝撃作から過酷な現実示す場面写真
間引きされた赤ん坊を川に流す少女…運命に翻弄される女性の生き様を描く衝撃作
『リベリアの白い血』(15年)『アイヌモシリ』(20年)の福永壮志監督が、閉鎖的な村社会と神秘的な山々を背景に運命に翻弄される女性の生き様を描く映画『山女』の本予告が公開され、注目されている。
本作は、柳田國男の名著「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。自然を前にしてあまりに無力な人間の脆さ、社会の持つ閉鎖性と同調圧力、身分や性別における差別、信仰の敬虔さと危うさを浮き彫りにしながら、1人の女性が自らの意志で人生を選び取るまでを描く。
本予告編では、運命に翻弄されながらもひたむきに生きる凛(山田杏奈)の物語を中心に、閉鎖的な村社会とそこに生きる人々の様子、伝説の存在として恐れられる“山男”の姿、神秘的な自然風景の数々が妖しくも美しく映し出されている。凛が間引きされる赤ん坊を川に捨てるショッキングなシーンから始まり、凛がこれからどのような運命を辿るのか、非常に気になる映像となっている。
・間引きされた赤ん坊を川へ…寒村の過酷な暮らし映し出す『山女』予告編! 村人から蔑まれる女性が自身の生を選び取るまで
ゲイであることで母に捨てられたホームレスになった青年が生きるために選んだ道とは?
A24が新たに贈る新鋭監督の実話をもとにした『インスペクション ここで生きる』の予告編が公開された。
・[動画]ゲイであることで母に捨てらた青年の生きる道は軍しかなかった/映画『インスペクション ここで生きる』予告編
『ムーンライト』(16年)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22年)などの革新的な作品を次々と送り出してきた映画会社A24に見出された本作は、監督自身の体験を描き、世界で絶賛された心揺さぶるヒューマンドラマだ。
イラク戦争が長期化する2005年のアメリカ。ゲイであることで母に捨てられ、生きるためにすがるような想いで海兵隊に志願した青年。しかし、彼を待ち受けていたのは、軍という閉鎖社会に吹き荒れる差別と憎悪の嵐だった。
予告編では、主人公・フレンチが、自身の出生証明書を貰おうと母親の家を訪れるシーンから始まる。母からも、生きるために選んだ海兵隊でも差別的な扱いを受けるフレンチ。彼の今後が非常に気になる予告編となっている。
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