斎藤工が「齊藤工」名義で長編監督デビューをはたし、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で観客賞にあたる「ゆうばりファンタランド大賞(作品賞)」を受賞。第20回上海国際映画祭・アジア新人賞部門では、日本人俳優として初となる最優秀監督賞にも輝いた『blank13(ブランクじゅうさん)』。この映画が9月9日からロシアで開催される第15回ウラジオストク国際映画祭・コンペティション部門に日本の作品として唯一正式出品されることが決定し、新ポスターピジュアルが解禁となった。
・斎藤工の長編監督デビュー作『blank13』が上海国際映画祭に参加決定
本作は、放送作家のはしもとこうじの実話をもとに、13年前に突然失踪した父が余命3ヵ月で見つかったことからはじまる、ある家族の物語。主人公コウジ役に、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で小野政次役を演じ、昨日(8月20日)放送された同ドラマで壮絶なラストをとげた高橋一生。その彼女役に松岡茉優。失踪した父親役にリリー・フランキー。母親役を神野三鈴がつとめるほか、斎藤自身も主人公の兄役で出演している。
一方、ウラジオストク国際映画祭は2003年にはじまり、今回で15回目を迎える国際映画祭。本作が出品される長編コンペティション部門には、アメリカ、フランス作品含む10作品が選出されており、日本からは本作が唯一の選出となる。同部門では過去に、ヤン・イクチュン監督作『息もできない』、河瀬直美監督作『2つ目の窓』がグランプリを受賞している。
音楽監督を俳優・ミュージシャンとしても活躍中の金子ノブアキ、スチール撮影はレスリー・キーがつとめている『blank13』は2018年2月3日よりシネマート新宿にて限定公開される。
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