安藤サクラ、米アカデミー会員に招待される 岩井俊二監督やカズオ・イシグロも候補者に
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リストにはテイラー・スウィフトや『エブエブ』キー・ホイ・クァンも
毎年アカデミー賞を選出する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が新たに会員として招待する398名のリストを発表、安藤サクラが俳優部門に招かれたほか、テイラー・スウィフトや今年のアカデミー助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンら76人のアカデミー賞候補(うち22人は受賞者)も含まれている。
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今年招待された全員が入会すると、AMPASの総会員数は1万817人になり、そのうち9375人が来年3月に開催予定の第96回アカデミー賞の投票権を持つことになる。
俳優部門に招待された安藤サクラは代表作として『ある男』とアカデミー賞外国語映画賞候補になった『万引き家族』が挙げられている。
テイラー・スウィフトは、『ザリガニの鳴くところ』の劇中歌「Carolina」が今年のオスカー・ノミネートを逃したものの、音楽部門に招待された。
第95回アカデミー賞を受賞したキー・ホイ・クァン(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)、ジェームス・フレンド(撮影賞/『西部戦線異状なし』)、M・M・キーラヴァーニとチャンドラボース(歌曲賞/『RRR』)や、主演男優賞候補だったオースティン・バトラー(『エルヴィス』)やポール・メスカル(『aftersun/アフターサン』)、助演女優賞候補だったケリー・コンドン(『イニシェリン島の精霊』)やステファニー・スー(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)らも招待された。
俳優ではキキ・パーマー(『NOPE/ノープ』)、ニコラス・ホルト(『ザ・メニュー』)、ヴィッキー・クリープス(『オールド』)、ラシャーナ・リンチ(『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』)や、イランのザーラ・アミール・エブラヒミ(『聖地には蜘蛛が巣を張る』)、パク・ヘイル(『別れる決心』)、台湾のチャン・チェン(『DUNE/デューン 砂の惑星』)らが招かれた。
授賞式で歌曲賞受賞の「Naatu Naatu」のパフォーマンスが大好評だったインド映画『RRR』からはキャストのラーム・チャラン、N・T・ラーマ・ラオ・Jr.、美術監督のサブ・シリル、撮影監督のK・K・センティル・クマールもリストに入っている。
第95回アカデミー賞で最多7受賞を果たした『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督、エドワード・ベルガー監督(『西部戦線異状なし』)、アントニオ・カンポス、ルーカス・ドン監督(『CLOSE/クロース』)など8人は複数の部門に招待されているが、所属できるのはいずれかのうち1つだけとなる。
脚本家部門には『生きる LIVING』で今年のオスカー候補にもなったカズオ・イシグロや岩井俊二監督も招待された。
AMPASは2016年の第88回アカデミー賞において監督賞の候補が男性のみ、俳優賞4部門(主演・助演の男女優賞)の候補が白人のみとなったことへの批判を受けて多様性を重視した見直しに取り組むことを発表し、少数派の会員数を増やしてきた。
会員選考は専門的資格に基づいて行われ、表象、包摂性や公平性も重視される。2023年に招待された全体のうち女性は40%で、34%が少数民族や人種的マイノリティに属し、52%はアメリカ国外の51ヵ国と地域の出身だ。
2023年はキャスティングディレクター、衣装デザイナー、メイクアップアーティストおよびヘアスタイリスト、マーケティングおよび広報部門で、男性よりも女性が多く招待されている。
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