『告白』『少女』『リバース』など、数々のヒット作を生み出すミステリー作家・湊かなえが手がけた感動のミステリー小説を映画化した『望郷』。この作品の初日舞台挨拶が9月16日に新宿武蔵野館で行われ、W主演の貫地谷しほりと大東駿介、木村多江、緒形直人、菊地健雄監督が登壇した。
満席の中、盛大な拍手で迎えられた登壇者たち。主人公の平川夢都子役を演じた貫地谷は「本日はお越しいただきありがとうございます。この作品は、大切な時間を積み重ねて作った作品です」と挨拶。もう1人の主人公である大崎航役を演じた大東は「4人揃うのは今日が初めてです。今日ここに立てたこと、みなさんに見ていただけること感謝しています」と述べた。
夢都子の母親・田山佐代子役を演じた木村は「この作品を見て、日本映画を見た気がしました。みなさんも何か感じていただけたらいいなと思います」と話し、航の父親・大崎征一郎役を演じた緒形は「今日ここに4人で並んでいますが、貫地谷さんとは初めてお会いしましたし、撮影中、木村さんとはスレ違うこともなく、大東くんとの撮影もワンカット。ただ監督とはとても仲良しです(笑)」と振り返った。
また、緒形は息子役の大東について「撮影を覗きに来たり、人にちょっかい出してみたり、でもそこから得るものは大きいんですよね」と笑いながらコメント。そんな緒形に大東は「信頼しています。緒形さんの言葉には責任があると感じています」と、その思いを伝えていた。
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