米津玄師、宮﨑駿監督 最新作『君たちはどう生きるか』の主題歌担当に!「最初は驚愕と同時に困惑」とオファー当時振り返る
宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が公開。今回、米津玄師が本作の主題歌として「地球儀」を書き下ろしたことを発表した。
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きっかけは宮﨑駿監督が「Foorinのパプリカをラジオで耳にしたこと」
『君たちはどう生きるか』は、宮﨑監督オリジナルストーリーによる”冒険活劇ファンタジー”。『風立ちぬ』から10年ぶりとなる宮﨑監督の長編作品に期待が高まるなか、宣伝をしない宣伝として、公開まで内容・キャスト・スタッフなどの情報が伏せられていたことが大きな話題となった。
本作の主題歌を担当することになった米津は、かねてより宮﨑駿監督のことを敬愛し、作家としても道標のような存在として大きな影響を受けていることを公言してきていた。小学生の時に『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』を映画館で見た衝撃や、漫画版「風の谷のナウシカ」を創作の指針としていることなどを明かしてきたが、今回、宮﨑駿監督との制作が4年の歳月を経て形となった。
「地球儀」は米津玄師が作詞、作曲、歌唱。7月17日にデジタル配信、7月26日にシングルCD発売となることも発表され、シングルは、「地球儀」のCDに写真集160ページを同梱したパッケージとなり、初回版・通常版の2形態でリリースされることが決定した。合わせて、カメラマン木村和平による幻想的な風景が切り取られた「地球儀」のアーティスト写真も初公開された。
米津は、オファー当時を「お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです。一番最初は驚愕すると同時に『何故自分なのか』と困惑しました。曰く、宮﨑さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮﨑さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています」と振り返る。
また、「この4年間のあいだ、幾度か小金井のスタジオへと足を運び、宮﨑さんや鈴木さんとお話をさせて頂いたのですが、その殆どが不思議なくらい気持ちよく晴れた日でした。近所にいる園児の声を聞きながら、黒々と落ちた木陰の中を歩いたのをおぼえています。常日ごろ狭い部屋で独り過去の記憶を辿りながら作曲をしている身からすると、それは豊かと呼ぶ他ない体験でした」と製作中を回想。
さらに本楽曲について「『地球儀』は『君たちはどう生きるか』の為の曲であり、わたしが今まで宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります」と語り、宮﨑監督へは「今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください」と感謝のコメントをしている。
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