昨年8月26日に公開され興行収入250億円を突破。邦画としては『千と千尋の神隠し』の304億円につぐ歴代2位(興行通信社調べ)の興収記録を打ち立てた新海誠監督によるアニメーション映画『君の名は。』がハリウッドで実写映画化されることがわかった。
・国内興収232億円とメガヒット中の『君の名は。』の北米公開が決定!
実写映画化権を許諾されたのは、パラマウント・ピクチャーズとバッド・ロボットの2社。バッド・ロボットはJ.J.エイブラムスが2001年に設立した会社で、『エイリアス』『LOST』『FRINGE/フリンジ』『パーソン・オブ・インタレスト』『ウェストワールド』といったテレビシリーズや、『SUPER8/スーパーエイト』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などの映画を手がけている。
そのJ.J.とリンジー・ウェバーが本作のプロデュースを担当。脚本は『メッセージ』で2017年アカデミー賞脚色賞にノミネートされたエリック・ハイセラーが手がける。また、『君の名は。』のプロデューサー川村元気が、ハリウッド版でもプロデューサーとして開発に参加。東宝は上記2社とともに共同開発に着手し、『君の名は。』ブランドを世界に向けて発信していくほか、日本配給も担当する。
プロデューサーの川村は「これ以上ない、夢のようなチームになりました。J.J.エイブラムスさんが『君の名は。』をハリウッドで実写化したがっていると聞いたときは信じられない気持ちでした。バッド・ロボットで彼と会って話すまで『これは夢だ、きっと夢に違いない』そう思っていたのですが、どうやらこれは現実のようです。数々の名作を現代的なセンスで生まれ変わらせてきたJ.J.エイブラムスさん。『君の名は。』をハリウッドで実写映画として生まれ変わらせるのにあたりJ.J.エイブラムスさんと彼のチーム以上のクリエーターはいないと思います。また脚本のエリック・ハイセラーさんが書いた『メッセージ』はここ数年で見たSF映画のなかで最も心を動かされたものでした。SFとラブストーリーが融合してクライマックスへと突き進む『君の名は。』を、エリックさんならば最高なかたちで表現してくれると確信しています。J.J.さん、エリックさんと共に『君の名は。』のハリウッド版実写映画をプロデュースできることを心より誇りに思います」と述べている。
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