【アジアンビューティー】このコラムでは、元ヘアメイクの美容ライターがファッションアイコンやインフルエンサーとして魅力的なアジアンビューティーをピックアップ。インスタグラムから彼女たちの気になるファッションフォトやビューティーフォトをセレクトしてご紹介します。
今回ご紹介するのは、中国系アメリカ人モデルでファッションインフルエンサーのジェイミー・ジー。Netflixのテレビシリーズ『きらめく帝国~超リッチなアジア系セレブたち~』の最初の3シーズンにも出演していた生粋のセレブです。
・韓国の美人アーティストが発信するコスメ&ファッションがナチュラルでおしゃれ!
ブロンドウィッグにバッチリメイクでセクシーヴァンプ
ステレオタイプな、プレイメイト的セクシーブロンド美女風ヘアメイク。欧米人女性のセクシーヴァンプスタイルを切れ長の目を持つアジア系のジェイミーが演じることで、エキゾチックな印象がプラスされています。目元は、白に近いパープルのラメカラーでハイライト効果を出しながら影色代わりの濃いパープルで二重ラインを描いて立体感を強調。バサバサの高密度つけまでさらに目元を引き立てて盛り盛りに。ヴェルベットのような上質のセミマットスキンにアウトラインを強調したベージュリップで、セクシーヴァンプが完成。
華美な装飾がゴージャスなスキャパレリ・ルック
アイウェアもアクセサリーもブラウスのプリントも全てがゴージャス!「Elsa Schiaparelli(エルザ スキャパレリ)」のアイテムによる、全身スキなしで主張強めのコーディネート。エルザ・スキャパレリはココ・シャネルと同時代に活躍したデザイナーで、ジャン・コクトーやダリとのコラボレーションをはじめ数々の革新的な作品を発表。そのアトリエからはピエール・カルダンやジバンシィらが巣立っていくなどファッション界に大きな足跡を残しましたが、1954年のショーを最後にメゾンをクローズ。2013年、ゲストデザイナーにクリスチャン・ラクロワを迎えて再びメゾンが復活しました。現在のクリエイティブディレクターはダニエル・ローズベリー。レンズはなく全てがゴールドプレート製のアイウェアは、鼻眼鏡状態でかける完全なアクセサリー的アイテムという発想がユニーク。
ガリアーノ期のディオールでフルコーデ
ハットもセットアップもボストンバッグも、全てディオールのモノグラムで統一。モノグラムプリントで全身をコーディネートしてもうるさくならずむしろ爽やかな印象すらおぼえるのは、白×ベビーピンクのカラーリングゆえでしょう。もはや同メゾンの定番となった「トロッター」と呼ばれるこのモチーフの生みの親は、1996~2011年にクリエイティブディレクターを務めたジョン・ガリアーノ。彼は、このトロッターをはじめ大ヒットアイテムのサドルバッグを世に送り出したり、メゾンのロゴを刷新したりと大きな“テコ入れ”をして、老舗メゾンを新生ディオールに導いた立役者。彼がメゾンを去って10年以上が経ちますが、ファッショニスタで常に最新モードを身につけているジェイミーも「loves a full set…especially if it’s Dior by John Galliano 」とコメントしてガリアーノ期のディオールに賛辞を贈っています。
ジェイミーの父親は、サイバーセキュリティ企業「フォーティネット」のCEOでかつて米フォーブス誌のフォーブス 400リスト入りも果たした大富豪! 彼女自身も、モデル業だけでなく実業家としての顔も持つスーパーウーマンです。(文:羽野ハノン/ライター)
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