菅田将暉、2年ぶりの釜山映画祭に「ちゃんと大人になって帰ってきました」

#菅田将暉

菅田将暉とヤン・イクチュン
菅田将暉とヤン・イクチュン
菅田将暉とヤン・イクチュン
左から菅田将暉、ヤン・イクチュン、岸善幸監督
1人おいて左から菅田将暉、ヤン・イクチュン、岸善幸監督

10月7日より前篇が公開中の『あゝ、荒野』。第22回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門に正式出品されているこの映画から、W主演をつとめている菅田将暉とヤン・イクチュン、岸善幸監督が、10月14日に行われた野外でのグリーティングイベント、公式記者会見、上映後のQ&Aに参加した。

[動画]映画『あゝ、荒野』予告編

現地時間夕刻、海雲台(ヘウンデ)海水浴場の海岸をバックに設置された映画祭公式の特設ステージで行われたグリーティングイベント。ステージに向かう花道に多くの映画ファンが待ち構え、登壇する菅田ら3人に歓迎の声をかけ、それに応えるかのように手を振る3人の姿も見られた。

釜山国際映画祭が初めての国際映画祭への参加となる岸監督は「アニョハセヨ。韓国のヤン・イクチュンさんと、日本の菅田将暉さんと、とても激しく面白い映画を撮りました。ぜひ楽しんでください」と挨拶。ヤンは「こんなに大勢の観客の方に集まっていただきありがとうございます。韓国ではあまりない5時間の作品ですが、スクリーンでぜひご覧ください」と語り、母国開催の映画祭に本作で参加できたことに感慨もひとしお。

映画『ピンクとグレー』(15年)以来2年ぶりに釜山入りした菅田は「アニョハセヨ。以前この場所には奇抜な格好で来たので、今回は割と落ち着いて、ちゃんと大人になって帰ってきました。大人の映画です。楽しんでください」と挨拶した。

また、ヤンが自身が演じたバリカン役に絡め「私の本当の性格は臆病で繊細、ウサギのような性格なのでバリカンと似てますね」と述べると、菅田が「絶対ウサギではない。豚とかゴジラだ」と冗談めかして言い返す場面も。「ヤンさんの演技はいつもこちらの想像を超えていて、撮影現場に緊張感を与えていましたが、一方でみんなを笑わせる現場のアイドルでもありました」と菅田が続けると、「外国の撮影現場でうまくやるには笑わせるしかなかったんです」とヤンが答え、観客の笑いを誘った。

その後は本作の見どころでもある”ボクシングシーン”と”青春”に絡めトークを展開し、最後に岸監督は「2人が体を鍛えに鍛えたのも見どころですが、もう1つ。見事なラブストーリーとなっております。ぜひ、みなさん見てください」と話し、菅田は「ヤンさんに日本に来てもらってばかりだったので、僕らもこうやって韓国に来られてよかったです。また戻って来られるように頑張って面白い映画を作っていきます。『あゝ、荒野』ぜひ見てください」と映画をアピールしていた。