富裕層の4人姉妹が互いのエゴをぶつけ合う…女たちの“がさつさ”に「何度もニヤリ」作家・山内マリコも絶賛の『四人姉妹』
掘り起こされる家族の記憶、そして最後の日に家族の“秘密”が明かされる──
第17回田辺・弁慶映画祭にて俳優賞を受賞した映画『四人姉妹』の劇場公開に合わせ、作家・山内マリコ、俳優・長井短らが登壇するトークショーの開催が決定した。イベントに先立ち、山内が本作に寄せた絶賛コメントを紹介する。
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本作は、『もうひとつのことば』(22年)『あの日々の話』(18年)などに出演してきた俳優の大森亜璃紗(旧名・菊池真琴)がコロナ禍をきかっけに、脚本・監督・プロデュースを務めた作品。母親の死により8年ぶりに4人姉妹が実家に集まり、過去の記憶が掘り起こされることで、姉妹が抱える葛藤や、家族の秘密が明らかになる様を描く。
すでに解禁されている予告編でも岩井俊二監督より「火花散る姉妹たちのエゴが見苦しくも愛おしい」と絶賛コメントが寄せられており、公開間近になりますます期待が高まる本作の上映日に、特別ゲストによるトークショーが開催されることとなった。
8月13日の公開日に登壇するのは、作家の山内マリコ。「ここは退屈迎えに来て」「あのこは貴族」など、数々の著書が映画化されてきた山内が、大森監督と作品についてじっくりトークする。また、登壇に先立ち、コメントが到着した。
山内は、本作について「富裕層の家庭で育った子どもたちの物語が、内側から描かれることは滅多にない。しかし金持ちの娘にだって、悲しみや葛藤はあるのだ。俳優たちが見せる、女が女の前でしか見せないがさつさに何度もニヤリとした。嬉しくなる良作!」と絶賛。
8月15日には俳優の長井短が登壇する。モデル、舞台、ドラマ、映画と活躍の場を広げる長井と旧知の仲である大森監督が、本作や俳優業に関してトークを繰り広げる予定だ。
8月11日の上映日は、4人姉妹を演じた出演者が集結し、公開初日を盛り上げる。各上映日では併映作品として俳優の藤原希と大森亜璃紗が企画・撮影・出演したサイレントアート作品『TOKYO BHUTAN』も上映される。さらに特別グッズの発売、購入者限定のプレゼントも決定。詳細については公式Twitterにて確認できる。
『四人姉妹』は8月11日、13日、15日、17日にテアトル新宿にて公開。9月6日にシネ・リーブル梅田にて公開。
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