映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が12月9日に岡山での先行公開初日を迎え、MOVIX倉敷で行われた舞台挨拶にW主演をつとめた佐藤健と土屋太鳳をはじめ、瀬々敬久監督らが登壇した。
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本作は、結婚式直前に病に倒れ意識不明となった花嫁の回復を、来る日も来る日も待ち続けた新郎のもとに、8年の年月が経ったある日、奇跡が訪れるというストーリー。YouTubeに投稿された動画をきっかけに、「奇跡の結婚式」として話題が広がり、テレビや新聞、ネットなど数々のメディアで取り上げられ、2015年7月に「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」として書籍化もされた、あるカップルに起きた感動の実話を映画化したものだ。
この日のMOVIX倉敷は、少しでも早く本作を見ようと駆けつけた観客で超満員。上映後の涙の余韻に包まれる中、佐藤、土屋、瀬々監督が登場すると、割れんばかりの拍手と歓声で迎えられた。
佐藤は「去年のちょうどこのくらいの季節に岡山県で撮影をしていて、その間、1度も東京に戻らず、岡山で暮らしているような感じだったのですが、その日常の空気感が画面にも映るといいなと思って演じていました。そういう意味ではこの場所、この空気にすごく助けられ、本当に感謝しています。記念すべき日をこの場所で迎えることができて嬉しく思います」と挨拶。
土屋は「岡山で生まれた物語をもとに、岡山で育てていただいた映画を、こういう風にみなさまにお届けできたことを本当に嬉しく思います。『里帰り出産』ってこういう気持ちなのかなって思いながらこの場に立たせていただいております」と話し笑いを誘うも、瀬々監督から「いつの間に? 聞いてないぞ!」と突っ込まれていた。
その瀬々監督は「この映画のスタートだと思います。この物語は岡山で実際にあった物語で、ここ岡山で、ぜひとも撮りたいと思って撮影させてもらいました。岡山の場所と岡山の人々の助けがあったからこそできた映画だと思います」と岡山への感謝の気持ちを語った。
ここで、本作の門出を祝うため、伊原木隆太岡山県知事が登場。佐藤に花束を贈呈し「岡山に“お戻り”いただきましてありがとうございます。先行上映で見させていただいたのですが、大泣きしてしまいまして」と感想を述べると、「みなさんどうでした? 良かったと思う人」と観客に呼びかけ、会場からは大きな拍手が寄せられた。そんな県をあげての祝福に、佐藤も「ありがとうございます」と満面の笑顔。
さらに、本作のモデルとなった中原尚志さん・麻衣さん夫妻が登場。2人から佐藤、土屋、瀬々監督に花束が渡された。佐藤はクランクアップ以来となる対面。「撮影前も、僕が撮影している合間にも、土屋さんはお2人のご実家に遊びに行っていて、『次は誘ってね』って言ったのに誘ってくれず」とこぼすと、麻衣さんから「土屋さんから急に『明日オフになったので、行ってもいいですか?』と連絡が来たので、まさか本当に来るのかな、と思っていたら、来たね!」と明かされ、土屋の行動力に会場が笑いに包まれた。
ここで麻衣さんから佐藤、土屋に手紙のサプライズが!「2人だからこそ強く届く映画になっていると思います。辛いシーンもあったけど、信じて生きていれば必ずいい方向に向きます。この映画が1人でも多くの人に届いて、何かの力になることを願っています」と読み上げられると、土屋は大粒の涙を浮かべながら「すごく嬉しいです。麻衣さんが頑張ったこと、尚志さんが麻衣さんの命を愛し続けてくださったことで、今こういう瞬間を迎えられたんだなと思います。ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べた。
さらにこの日はもう1つ、尚志さんから佐藤へもサプライズメッセージが。尚志さんが、涙で言葉を詰まらせながら「スクリーンに映った健さんの笑顔は温かくて優しく、人を幸せにする最高の笑顔でした。僕たちがたくさんの人に支えられて試練を乗り越え、8年越しに結婚式を挙げることができ、新しい命を授かることができたのも奇跡ですが、僕にとって、健さんに演じていただいたことも奇跡です」と述べると、佐藤は「尚志さんの笑顔が素敵すぎて、どうしようかと思っていました。その笑顔の素敵さ、芯の強さ、魅力のすべてを自分の芝居で体現できないかと悩んで、トライしていたんですが、そう言っていただけて本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを表していた。
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は12月16日より全国公開となる。
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