平野紫耀(King & Prince)が映画初主演にして初の本格ラブストーリーに挑んだ『honey』。この映画の完成披露舞台挨拶が2月21日に新宿バルト9で行われ、平野をはじめ、平祐奈、横浜流星、水谷果穂、浅川梨奈、佐野岳、高橋優、神徳幸治監督が登壇した。
「別冊マーガレット」に連載された同名人気コミックを実写映画化した本作は、幼い頃に両親を事故で失ったことも影響し、ビビりでヘタレな女子高生・小暮奈緒(こぐれ・なお)が、ある日突然、真っ赤な髪と鋭い目つきで“超”不良と恐れられる鬼瀬大雅(おにせ・たいが)に体育館裏に呼び出され、「俺と結婚を前提につき合ってください!」とプロポーズされるところから展開する恋を描いていく。
この日は主人公・鬼瀬が、赤いバラの花束を持ってヒロイン・奈緒に告白することから始まるストーリーにちなみ、キャスト陣はバラの花を持って入場。それぞれステージ登壇前に客席でバラを手渡すと、会場からは割れんばかりの黄色い悲鳴が巻き起こった。
鬼瀬役で主演の平野は「これからみなさんに見ていただいて、どういう反応が返ってくるかが楽しみ! 恋愛や友情などたくさんの感情が詰め込まれている映画なので、瞬きなしで見てほしいです」と挨拶。ヒロインの奈緒役を演じた平は、髪の毛を20センチ以上カットして人生初の茶髪に挑戦したことでも話題だが、「私とは正反対の女の子。純粋でまっすぐで内気な彼女が、鬼瀬くんと出会って前向きに変わっていく姿は、難しい面もあったけど監督と話し合いながら演じました」と話した。
また本作は、“初めて”の恋を描き、平野は映画“初”主演、平は“初”の茶髪に挑戦、奈緒と一緒に暮らす叔父の宗介(そうすけ)役を演じたシンガーソングライターの高橋は映画“初”出演などキャスト陣の“初めて”が重なったが、そのことにちなみ、この春それぞれ挑戦してみたい“初めて”を尋ねる質問も。
平野は「無人島でひとりサバイバル」を挙げ、「どこか身内に甘えている自分がいるので、甘えられない環境に身をおいてみたい」と決意を新たにすると、突然新たな企画が発表に。なんと映画に登場する「108本のバラ」にちなみ、映画公開日までに“108個の初めて”に挑戦することが告げられた。
苦手なしいたけを克服する、体験したことのないバラエティ番組に出演する、MCに挑戦するなど、映画のヒットをかけてさまざまなチャレンジがスタートする平野。その結果は初日舞台挨拶で発表することも明らかになり、「多すぎません?」とうろたえつつも平野は、最後は主役らしく、これから映画を見るファンに「この映画は、1人の男の子があるきっかけで女の子を好きになって、一途に思うまっすぐな恋愛ストーリーが描かれています。恋愛だけでなく家族愛や友情も含まれているので、ぜひ感動していただけるとありがたいです」とメッセージ。
また、この舞台挨拶の直前には、新宿バルト9のロビー&スターステージでスペシャルイベントも開催。大歓声の中、平野が会場ロビーのスターステージより階段を下りながら登場! 「King & Prince」として今春のCDデビューが発表されて以来、初めての単独イベントとなる平野は、「(1人なので)すごくそわそわしてます。でもグループを代表する気持ちで、堂々と出させていただいています」と力強くコメント。完成した映画はすでにキンプリのメンバーも見ていると言い、「高橋海人には『今までの少女マンガ映画の中で1、2位を争うね』とドヤ顔で言われました(笑)。自分ではまだ客観的に見られなかったので、いいと言ってもらえて緊張がほぐれました」とその喜びを語っていた。
『honey』は3月31日より全国公開となる。
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