三代目 J Soul Brothersの岩田剛典が単独初主演した『去年の冬、きみと別れ』。この映画の公開直前イベントが3月6日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、岩田が観客に内緒でサプライズ登壇。さらに、山本美月がサプライズ登壇し、山本の来場を知らされていなかった岩田を驚かせた。
本作は、芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた同名サスペンス小説が原作。随所に仕掛けられたトリックがラストですべて明らかになるそのセンセーショナルな体験に、全国から絶大な支持が寄せられ、「2014年本屋大賞」にノミネート。数々のメディアでも注目を集めた話題作だ。
劇中、罠にハマっていく主人公のルポライター耶雲恭介(やくも・きょうすけ)を演じた岩田だが、この日は観客にサプライズを仕掛ける側ということで、登壇直前には「サプライズを仕掛けるのは好き。僕はサプライズに引っ掛かりやすいけど、引っ掛けるのも好き」と意気込みを語る。
サプライズをまったく知らされていない観客だったが、まもなく上映が始まることを知らせるアナウンスが流れると、その声の主が岩田であったことから、場内は騒然とした空気に。そして、岩田が「そちらに行ってもいいですか?」と問いかけると、思いもよらぬ展開に観客からは悲鳴に近い声援が! 満を持して岩田が登場すると、驚きのあまりに泣き出す観客まで見受けられた。
こうした観客の反応に、岩田は「嬉しいです。公開直前ということもあって、いても立ってもいられず来ちゃいました。あと、自分でいうのは何ですけど…今日誕生日なんです」と明かすと、会場からは盛大な拍手と祝福の声が!「自分の誕生日当日に舞台挨拶させていただけるのは、仕事冥利に尽きる。嬉しいです。今日は(オフィシャルのみで)取材のカメラも入っていない本当のサプライズ」と話した。
また、自身の29回目の誕生日に劇場へ駆けつけたことについて聞かれると、「公開まで残り4日。徐々に『去年の冬、きみと別れ』が世の中に浸透していっている実感もあり、そして公開された後、みなさんからのリアクションをいただいてどんな輪が広がっていくのか楽しみ」と本作公開への期待を語った。
そんな岩田に、共演者の山本、斎藤工、北村一輝からお祝いのビデオメッセージが! 3人から祝福のコメントとともに、「“初○○がしたい”を発表してほしい」とお願いされた岩田は、「なんだろう」と悩みつつも「乗馬をやってみたい! 前々からやってみたかったので、今年初挑戦して、みなさんに披露する機会を設けられるよう約束します!」と宣言。
山本は「撮影現場で私の誕生日を祝ってもらったので、どうしても駆けつけたかったんです!」とコメント。実はこのイベント自体、すべて山本が仕掛けたサプライズで、イベント直前には「(成功するか)不安。バレているんじゃないかな?」と不安そうにしていたが、見事、岩田をダマすことに成功し、満面の笑みを浮かべていた。
『去年の冬、きみと別れ』は3月10日より全国公開となる。
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