樋口幸平と増子敦貴でBL漫画を実写ドラマ化、まもなく最終話!
樋口幸平と増子敦貴(GENIC)がW主演を務めるBLドラマ『体感予報』が、MBSのドラマシャワー枠×KADOKAWAが手掛けるBLドラマレーベル「トゥンク」にて放送中。まもなく最終話(第8話)を迎える。
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同ドラマはコミックシーモアなどで累計DL数1000万を突破し、「BLアワード2023」コミック部門1位、「電子コミック大賞2023」BL部門など、数々の賞を受賞した鯛野ニッケによる同名のBL漫画の実写化。売れないエロ漫画家で少し気弱な面を持っている棚田葉と、爽やかイケメンとして人気の気象予報士の瀬ヶ崎瑞貴は同居しているが、瀬ヶ崎は裏では家事全般からその他諸々のお世話を葉にさせる、超俺様で暴君な本性を隠し持っていた。そんな恋心をこじらせた不器用な二人の同居生活を描く。葉を増子、瀬ヶ崎を樋口が演じている。
原作の微妙な心理描写とベッドシーンを見事に演じた2人
『体感予報』が実写化されると知ったとき、筆者はワクワクする反面、大丈夫そ? と不安な思いもあった。『体感予報』は2人の同居生活のシーンがメインで、ちょっとしたことですれ違ってモダモダ焦れ焦れしている彼らが描かれて派手なシーンはあまりなく、ベッドシーンは結構多いからだ。いや、でも、これがとっても面白く、素直じゃない2人から感じられるお互い好きな思いにニヤニヤしっぱなしで萌え散らかしてしまう。でも、絵的にあまり変化のない微妙な心理描写を実写化するのは難しく単調になってしまうのじゃないかと思ったのだ。
しかし、第1話目を見て、それは杞憂だったと嬉しく思った。葉は拗ねた顔も声もかわいいし、それに瀬ヶ崎が! 甘ーーーい! セリフの言葉そのものは甘くないし、俺様だが、演じる樋口の目線やスキンシップや声のトーンが見て聞いてるだけでむせ返るほど甘い。キスやベッドシーンはセクシーで、さらに瀬ヶ崎の葉への思いがほとばしっているのだ。どれだけ葉のことが好きなんだ! とニマニマしてしまうし、それが葉には伝わっていないところにニヤニヤしてしまう。
葉はピュア過ぎて鈍感。それだけに天然魔性なところもあって、増子が見事に体現していてドキッとさせてくれる。俺様なのにそんな葉に振り回されている瀬ヶ崎を見て、また頬がゆるんでくる。毎回、この2人のやり取りをみてニヤニヤドキドキさせられて単調などとはいっさい感じることはなかった。
鯛野ニッケは他の作品も面白い!
さてさて、瀬ヶ崎のこじらせ具合はエスカレートして心理的なものから物理的な束縛へ。もうそれだけでもまたまたニヤニヤしちゃうのだが、葉はこのあとしっかりと“わからせ”られちゃうのだろうか。どんなふうに描かれるのか、最終話も楽しみだ。
また、鯛野ニッケは果敢にいろんなジャンルにチャレンジしていて、それぞれ面白い。『体感予報』で鯛野に興味を持った方はぜひ他の作品も読んでみて欲しい。個人的にはエキゾチックな『その世のどこか』シリーズや、おじさんが癒やしをくれる『人をダメにする課長』をおすすめしたい。(文:牧島史佳/BLライター)
●ドラマシャワー『体感予報』(全8話)は下記にて放送中。
MBS/毎週木曜25:29~、テレビ神奈川/毎週木曜25:00~、群馬テレビ/毎週火曜24:30~、とちテレ/毎週水曜25:00~、テレ玉/毎週木曜23:00~、チバテレ/毎週木曜23:00~、ほかCS放送「LaLa TV」10月15日より毎週日曜23:30~
※TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり。U-NEXT、Hulu、DMM TV、MBS動画イズムで見放題配信あり 世界190以上の国と地域で配信あり
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