少女の”ダイエット”が悪夢のような体験に…？不穏な血の跡が恐怖を煽る『ファミリー・ディナー』予告編＆本ビジュアル

#アレクサンダー・スラデック #ニーナ・カトライン #ピア・ヒアツェッガー #ファミリー・ディナー #ペーター・ヘングル #ホラー #ミヒャエル・ピンク #映画 2023.11.11

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華やかなはずの祝祭で少女が体験する恐るべき悪夢とは？

トライベッカ映画祭ほか各国の映画祭を席巻した新感覚ホラー映画『ファミリー・ディナー』より、美味しい料理と不穏な登場人物たちのコントラストが恐怖を煽る本ヴィジュアル＆予告編を紹介する。

・叔母の過激な”食事管理”、従兄弟の嫌がらせ…少女が体験する悪夢のようなイースターの祝祭『ファミリー・ディナー』

・［動画］ダイエットに悩む少女が祝祭で体験する恐るべき悪夢／映画『ファミリー・ディナー』予告編

ふくよかな体型に自信の持てない10代の少女シミーは、復活祭（イースター）の休暇を利用して、有名な料理研究家で栄養士の叔母クラウディアのもとを訪ねる。シミーは叔母がダイエットの力になってくれると期待していたが、叔母の食事指導は思いのほか過激なものだった。

さらに、不可解なほど敵意を剥き出しにしてシミーに嫌がらせを繰り返す従兄弟のフィリップ、得体のしれない叔母の新しい夫・シュテファンの存在が、シミーの不安を掻き立てる。そして不気味な家族によるイースターの祝祭が1日また1日と近づくに連れ、美しい料理に彩られた食卓は徐々に悪夢へと変わってゆく。

監督を務めたのは、巨匠ミヒャエル・ハネケも講師を務めるオーストリアの名門ウィーン・フィルムアカデミー出身の新鋭ペーター・ヘングル。彼の長編初監督作となる本作は、家庭内の目に見えぬ暴力性、ルッキズム、食と祝祭における宗教観の変化といった今日的な題材を、静謐かつスリリングな物語に昇華させたことを高く評価され、北米最大級の映画祭の一つ、ニューヨークのトライベッカ映画祭の正式上映作品に選出。同映画祭でワールドプレミアとして華々しく上映されたのを皮切りに、その後もスイスのヌーシャテル、韓国のプチョンといった世界各国の名だたるジャンル系映画祭で、熱狂をもって迎えられた。

紹介する本ヴィジュアルは、豪勢な料理を前に笑顔をたたえている主人公のシミーがメインとなったもの。どこかおとぎ話を想起させるような可愛らしささえ感じさせるが、よく見るとそこかしこに不穏な血の跡が…。また、予告編でも見た目にも美しい料理の数々が登場するが、しかしそれ以上に印象的なのはシミーが身を寄せる叔母一家の不気味な存在感だ。華やかなはずの祝祭で少女が体験する恐るべき悪夢とは？

『ファミリー・ディナー』