ハリウッド映画俳優組合のストライキが終了 “10億ドル以上の価値”持つとされる条件でスタジオ側と暫定合意
ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマンらはSNSで反応
7月からストライキを続けていた全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)が8日(現地時間)、交渉相手の全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)と暫定合意に至り、9日午前0時01分(現地時間)でスト終了を発表した。
・ハリウッド映画俳優組合がストライキに突入 期間中は撮影やイベントの参加・SNSでの宣伝活動も禁止に
SAG-AFTRAは映画やテレビなどで仕事をする俳優の待遇改善を求めて、ワーナー・ブラザースやウォルト・ディズニーなどの大手映画会社、Netflixやアマゾンなどの配信サービスが加入するAMPTPに対して、新たな契約を前に最低賃金の引き上げ、動画配信サービスでの出演作への追加報酬やAI使用の際の肖像権の保護などを求めたが、話し合いは決裂し、7月からストライキに突入。俳優たちは条件に合わない新作撮影や出演作品の宣伝活動などに参加しない期間が118日間続いていた。
AMPTP側と暫定合意に達した今後3年間の契約の新たな条件について、詳細は後日発表されるが、配信作参加ボーナス、ほとんどの最低賃金の7%引き上げ、年金と健康保険料の大幅な引き上げ、エキストラ俳優の昇給、多様なコミュニティを保護する契約条項、生成AI使用についての補償なども盛り込まれ、SAG-AFTRAは総額10億ドル以上の価値があるとしている。
今年は5月から脚本家組合(WGA)がストライキに入り、9月下旬に合意に達している。一時はSAG-AFTRAと同時スト状態になり、ハリウッドでは新作撮影の中断や延期、新作公開時のプロモーションに俳優が稼動しないなど、大きな影響が出ていた。
仕事再開が可能になったセレブたちは早速、SNSで反応。『デッドプール』シリーズ第3作の撮影が中断していたライアン・レイノルズは「ドッグプールは窮地を救ったのか? グレムリン・ヘルではあり得ない。でも彼女はディズニーのぬいぐるみ商品部門に悪夢をもたらしています。2024年夏に映画と一緒にやってきます」と映画に登場する犬キャラのドッグプールの画像をSNSにアップした。
同作に『X-MEN』シリーズで演じたウルヴァリン役で出演するヒュー・ジャックマンも、「この素敵なのがまた必要になる」と撮影現場で履いているであろうサンダルを履いた画像をアップ。サンダルにはキャラクターのチャームが付いている。
・[動画]ヒュー・ジャックマンが埋まらぬ親子の心の距離を描く/映画『The Son/息子』予告編
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