歌舞伎町で生きる若者、田舎と都会の対立、FBI捜査官による尋問…様々な“リアル”描く作品が話題に 注目の記事をピックアップ

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『車軸』
(C)「車軸」製作委員会 (C)小佐野彈
『車軸』
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『理想郷』
『リアリティ』
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『理想郷』
『リアリティ』

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東京・歌舞伎町で生きる若者の三角関係を描き、現代の若者のリアルな姿を炙り出す⻘春映画『車軸』のシークレットイベントのレポートが公開され話題に。また、スペイン・フランス合作の心理スリラー映画『理想郷』や、実際のFBI尋問音声記録を完全再現した映画『リアリティ』についての記事も大きな注目を集めた。

 

現代の若者のリアルな姿を炙り出す『車軸』シークレットイベント開催

東京・歌舞伎町で生きる若者の三角関係を描き、現代の若者のリアルな姿を炙り出す⻘春映画『車軸』。本作のシークレットイベントに大学生・真奈美役の錫木うり、マダム・エドワルダ役のTIDA、松本准平監督、さらに特別ゲストとして社会学者の宮台真司、東京新聞記者の望月衣塑子が登壇した。

『車軸』
 

本作は、セクシャルマイノリティの視点を織り込んだ数々の短歌を発表し、多くの賞を受賞した歌人・小説家の小佐野彈による同名小説の映画化。新宿LOFT /PLUS ONEにて、映画公開前のシークレットイベント「LOFT PLUS ONE × 9MONSTERS Presents 映画『車軸』シークレット試写&トークライブ第2弾」では、本作の監督・キャスト陣、特別ゲストが登壇。

特別ゲストの望月は「最近ゲイカップルの映画やドラマがすごく増えてLGBTQにまつわる話が社会的にも注目を浴びているが、今回は単なるジェンダーの問題など社会的なテーマを越えていた映画でした。潤(矢野聖人)と真奈美が聖也(水石亜飛夢)を交えてする3人でのセックスは、逆に精神的な繋がりというか、ものすごくプラトニックなものを感じ、それが強烈に伝わってきました」と作品の印象を語った。

・「3人でのセックスは、ものすごくプラトニックなものを感じ」若者の三角関係描く『車軸』を出演者&ゲストが語る

スペイン・フランス合作の心理スリラー映画『理想郷』に斎藤工「一年経った今なお消化出来ずにいる」

35回東京国際映画祭にて最優秀作品賞にあたる東京グランプリ(東京都知事賞)のほか、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞の主要3部門を獲得したスペイン・フランス合作の心理スリラー映画『理想郷』より、森達也、斎藤工、筒井真理子の絶賛コメントが公開された。

(C)Arcadia Motion Pictures, S.L., Caballo Films, S.L., Cronos Entertainment, A.I.E,Le pacte S.A.S.
(C)Arcadia Motion Pictures, S.L., Caballo Films, S.L., Cronos Entertainment, A.I.E,Le pacte S.A.S.
 

都会を離れて田舎で過ごすスローライフに夢を抱き、スペインの山岳地帯ガリシア地方の小さな村に移住したフランス人夫婦のアントワーヌとオルガが主人公となる本作は、サム・ペキンパー監督の名作『わらの犬』(71年)でも描かれた田舎と都会の対立がテーマ。2010年の発覚から裁判が終わるまでの8年間、多くの新聞が報道するなど、スペイン全土に激震が走った実際の事件をベースに映画化している。

映画監督・作家の森達也は、「不穏な光と音。そして複数の視線。中盤で定石を外すストーリー。そして女性の強さ。見終えて余韻に浸り続けている」と本作にコメント。また、俳優・映画監督の斎藤工は、「あまりにも他を逸する圧巻な悪魔的なエネルギーを客席に放ち、それが未だに内臓に残り続け一年経った今なお消化出来ずにいる」と、1年前に受けた強烈な体験を振り返り、「スペイン北部ガリシアの山村を舞台に個々の正義・集団心理・同調圧力・地域貧困・地方の過疎化人間と言う種族の根幹的な醜悪さや執着故のある種の美しさが何重層にもなって襲って来るがそれは果たして遠くの出来事・物語なのだろうか 混沌とした現代を生きる我々が最も対峙すべき作品の一つと言い切れる」など、本作の衝撃が伝わってくるコメントを寄せている。

・村人から移住者への嫌がらせの数々に『福田村事件』森達也監督&斎藤工 衝撃心理スリラー映画『理想郷』特別映像

・[動画]【実話】理想の移住生活のはずが 待ち受けていたのは? /映画『理想郷』予告編

FBI捜査官が“人心掌握テクニック”を駆使して仕掛ける尋問のリアルとは…?

トランプ政権を揺るがす疑惑をリークし、“第2のスノーデンと呼ばれた女性の実際のFBI尋問音声記録を完全再現した映画『リアリティ』。本作より、FBI捜査官が人心掌握テクニックを駆使して仕掛ける尋問を捉えた冒頭映像が公開された。

(C)2022 Mickey and Mina LLC. All Rights Reserved.
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25歳の米国家安全保障局(NSA)契約社員リアリティ・ウィナーは、「ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選挙介入疑惑に関する報告書」をメディアにリークした罪でFBIに逮捕された。本作は、彼女が受けたFBIによる尋問音声記録をもとに、何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで、ほぼリアルタイムで完全再現した心理スリラー。

冒頭映像は、車で帰宅したリアリティが見知らぬ2人の男性から突然声をかけられるシーンから幕を開ける。尋問の“始まり”すらも容疑者本人には気づかせない巧みなFBIの尋問テクニックは、どのように張り巡らされていくのか? 果たして、彼らが仕掛ける心理戦の結末とは? 本編の続きが気になる映像となっている。

・「FBIの逮捕はこんな日常会話から始まるのか」町山智浩、 久米宏ら衝撃…FBI尋問記録を完全再現した『リアリティ』