岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、木村大作監督が、8月27日に帝国ホテルで行われた映画『散り椿』の完成報告会見に登場した。本作で木村監督から絶大な信頼を寄せられた岡田が、研ぎ澄まされた殺陣を披露している。
本作では、藩を追放されるも妻の最後の願いを叶えるために、藩や不正と立ち向かっていく瓜生新兵衛を描いていく。監督は本作が3度目の長編映画となる木村大作。主人公の瓜生を演じるのは岡田准一、瓜生のライバルとなる榊原采女役を西島秀俊がつとめる。撮影は富山、滋賀、長野にて、時代劇としては異例の全編オールロケを敢行。今までとは一線を画す新しい時代劇を作り上げている。
岡田は、撮影の3カ月前から監督と殺陣の動きを練っていたという。木村監督が要求したことは「自分が見たことがない殺陣」。そのため、いくつもの殺陣を生み出してはそれを捨て去り新しい殺陣を生み出す日々が続き、ようやく理想とする殺陣が完成。そんな日々を振り返りながら、岡田は「映画界に身を置く人間にとって大作さんは生ける伝説と言われることは知っていました。そんな人から誘っていただいた。光栄に思いながら、撮影中は大作さんと戦うようなシビれる現場を体験させていただきました」と語った。
撮影中のことについて聞かれた岡田は「この映画、殺陣のシーンは基本的にワンカットで撮っていて、現場の空気感も含めてカメラに収めていました。特に、ラストシーン近くに殺陣を撮影した後に大作さんが倒れられたんですね。その時には、この映画にかける情熱と集中力の物凄さを思い知りましたね」とコメントしていた。
『散り椿』は9月28日に全国公開となる。
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