広瀬すずがコメディ初挑戦!共演に堤真一、吉沢亮

#広瀬すず

左から吉沢亮、広瀬すず、堤真一
左から吉沢亮、広瀬すず、堤真一

映画やドラマに次々と出演する売れっ子の広瀬すずが、日本を代表するCMプランナー澤本嘉光によるオリジナル脚本映画『一度死んでみた(仮)』でコメディに初挑戦することがわかった。

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澤本は、ソフトバンクの「ホワイト家族」シリーズや家庭教師のトライ「ハイジ」シリーズ、トヨタ自動車の「企業 ドラえもん」シリーズなど、名だたるCMを手掛けてきた日本を代表するCMプランナー。『ジャッジ!』や『犬と私の10の約束』など映画の脚本を手がけるほか、PV、小説、作詞など幅広い世界で活躍している。

大学4年生の野畑七瀬は、製薬会社の社長である父親の野畑計(はかる)と2人暮らし。研究に没頭する仕事人間で母親の死に際も立ち会わず、何かと口うるさく干渉してくる計のことが大嫌いな七瀬は、「一度死んでくれ!」と日々毒づいている。ところがそんなある日、計が本当に一度死んでしまう。実はこれ、計の会社で偶然出来上がった「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲んだためで、計の会社を乗っ取ろうとする計画が企てられていると知った上での、真犯人をあぶりだすための秘策だったのだ。

事情を知らず動揺する七瀬の前に、なんと計が”おばけ”となって現れる。計の会社の社員で、存在感が薄すぎるせいで”ゴースト”と呼ばれている松岡から、ライバル会社と通じるスパイ社員の陰謀、そして父の死の真相を聞かされた七瀬は、”おばけ”の計、”ゴースト”の松岡とともに、その計画を阻止し、計を無事生き返らせようと乗り出すが、事態はさらに思いもよらぬ展開に……。

広瀬が演じるのは、主人公の野畑七瀬役。19年にはNHK連続テレビ小説『なつぞら』のヒロインをつとめることが決定している広瀬だが、意外にも今回がコメディ初出演! 青春映画、社会派作品など様々なジャンルに挑んできた彼女が、本作で新たな魅力を爆発させる。

広瀬演じる七瀬の父親で、製薬会社を経営するゴリゴリの理系、仕事に夢中過ぎて家庭が後回しになってしまう計役に堤真一が扮する。広瀬と堤は本作が初共演、2人の〈最強に仲の悪い親子ぶり〉にも期待が高まる。また、計の会社の社員で、存在感が薄いために“ゴースト”と呼ばれている松岡卓役に吉沢亮が扮する。

監督には、KDDI auの「三太郎」シリーズや、堤真一も出演する日野自動車「ヒノノニトン」シリーズなどユニークで話題のCMを数々手掛け、広告賞も多数獲得している浜崎慎治。本作が満を持しての映画初監督となる。

本作主演に広瀬は「コメディ作品にずっと憧れがあったので、今回挑戦させて頂けると聞いて楽しみではありますが、面白くできるかどうか、楽しめる余裕があるか不安です。キャストのみなさまもとにかく濃厚な方ばかりですし、もう、必死についていきたいと思います。七瀬役の決めポーズとして、人差し指を立てる仕草があるのですが、普段、中々自分自身で人差し指を立てることがないので、役作りとして、毎日撮影前に人差指を立て、気持ちをあげる練習をしたいと思います(笑)。この七瀬役を満喫したいと思います。きっとものすごくファンキーな映画になると思いますので、ぜひお楽しみに!!」とコメント。

七瀬の父・計役を演じる堤は「今回お話をいただいて、まず脚本を拝読したのですが、とにかく面白かった! “一度死んでみる”という奇抜な設定、軽快なテンポの会話劇、笑えて泣ける父娘のドラマ。野畑計という男を演じるなら? と想像しながら読み入ってしまいました。そしてテレビCMでご一緒してきた浜崎監督の初映画監督作と知って、出演させていただくことを決めました。独特の世界観をおもちの浜崎監督と、どんな父親像をつくれるか、ぜひご期待ください!!」。

”ゴースト”の松岡に扮する吉沢は「台本を読んで、テンポの良いユーモアあふれるセリフと、愛情の示し方を知らない親子の不器用さに引き込まれました。僕の役は存在感がなく、隣に居るのに気づいてももらえない可哀想な男ですが、個人的には存在感バリバリのキラキラした男より、こういったみんなから無視されるような、ザコキャラのほうが性に合っているので、撮影が今から楽しみです。この作品で、浜崎監督に気に入ってもらい、CMにも呼んでもらえるように頑張ります!!」と述べている。

『一度死んでみた(仮)』は9月上旬よりクランクインし、関東近郊での撮影を経て10月上旬にクランクアップ予定。2020年に全国公開となる。