佐藤健、『義母と娘のブルース』『半分、青い。』での高評価に「ラッキー」

#佐藤健 2018.09.21

その他の写真はこちら（14）

左から池田エライザ、大友啓史監督、黒木華、北村一輝、佐藤健、高橋一生、藤原竜也、沢尻エリカ

左から大友啓史監督、池田エライザ、黒木華、佐藤健、高橋一生、藤原竜也、沢尻エリカ、北村一輝

映画『億男』の完成披露舞台挨拶が9月20日に東京国際フォーラムで行われ、佐藤健、高橋一生、黒木華、池田エライザ、沢尻エリカ、北村一輝、藤原竜也、大友啓史監督が出席した。

・『億男』完成披露舞台挨拶、その他の写真

本作は、借金を抱え、妻や子どもと離れて暮らしていた主人公の一男（佐藤健）が、起死回生とばかりに3億円の宝くじが当選！人生をやり直そうとする矢先に、親友と思っていた億万長者の九十九（高橋一生）にそのお金を持ち逃げされたことから、幸せや人生の在り方などを問い、答えを探し出すさまを描いた人間ドラマ。

この日は一同ドレスアップして出席し、イベントの最後には佐藤と高橋の顔が印刷された紙幣がステージ上に降り注ぐなど、華やかに彩られた。

トークでは『るろうに剣心』シリーズでも経験した大友組の魅力について聞かれ、佐藤は「役者たちがスパークするチャンスがあるところだと思っています。出来上がった映画を見てびっくりしたけど、いわゆる怪演をされている人が多い」と藤原や北村を指してニヤリ。

特に、藤原演じる某セミナー主催者・千住のショータイムを一男が見るシーンに触れ、佐藤は「想像以上でした。僕はショーを見ている芝居ですけど、本当にお金を払って舞台を見に行っている気になりました」と絶賛。

藤原自身は怪しげな役柄ながら「めちゃくちゃなことを言っているようで、間違ったことを言っていないかもしれないキャラクターになっているんじゃないかな。ひと言ひと言が考えさせられるセリフでした」と振り返った。

また、初共演となった高橋についても佐藤は「ここも怪演されていて」と話し、「すごい難しくて、もし僕がやれと言われたらお手上げなキャラクターですけど、ひょうひょうとした顔で成立されていらしたので、衝撃と感動がありました」とべた褒め。

これに高橋が「今回の健くん、本当に滑稽ですよ。本当に素敵な一男くんをやってくださっているので、今まで見たことのない健くんを見ていただけるんじゃないかと思います。華のある人があれだけかわいらしく困っていて」と褒め返すと、佐藤は演じた一男のテーマが「ダサ面白い」だったことを紹介し、「こいつ、どうしようもないなと笑いながら見守ってくれたら嬉しいです」とファンにアピールした。

舞台挨拶の終盤では、3億円が当たる内容にちなんで最近起きたラッキーな出来事をテーマにトークを展開。佐藤は放送時期が重なったドラマ『義母と娘のブルース』とNHKの連続テレビ小説『半分、青い。』で自身にとって意外な高評価を受けていたことを振り返り、「（演じている）役が違うだけで謎の評価をもらえるんです。僕らからすると当たり前じゃないですか。それが、たまたま同じ時期に放送していただけて、棚からぼたもち的な評価をされるのでラッキーだと思いました」と意外なラッキーエピソードを紹介していた。

『億男』は10月19日より全国公開となる。
（text&photo：中村好伸）