交通事故をきっかけに追い詰められていく刑事の姿を追う!
【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に視聴時間で人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回「ムビコレ」では、日本(映画)で第2位にランクインしている『最後まで行く』(英題:Hard Days)をピックアップ。年末の夜に起きた交通事故をきっかけに、極限状況に陥る一人の刑事の姿を追ったシニカルなクライムサスペンスだ。
・『翔んで埼玉』続編も絶好調につき、前作がNetflix TOP10にランクイン!
年の瀬も迫る12月29日の雨が降りしきる夜。署長から裏金作りの責任を押し付けられそうになった埃原署の刑事の工藤は、亡くなった母のもとへと車で向かっていた矢先、一人の男をはねてしまう。とっさにその死体を車のトランクに詰め、検問もなんとか潜り抜けた工藤だったが、死体の処理に困ったあげく斎場で母親の棺桶に入れて一緒に焼くことを思いつく。しかし携帯電話に彼が殺人を犯したことを示唆するメールが入り、工藤は自分が絶対絶命のピンチに陥ったことを知る。一方、県警本部の監察官の矢島は個人的な理由から工藤がはねた男の死体を手に入れなくてはならなくなり…。
世界でリメイクされた韓国映画を藤井道人監督が日本リメイク
第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品となった2014年の大ヒット韓国映画『最後まで行く』。中国、フランス、フィリピンでリメイクされ、日本では満を持して『新聞記者』『ヴィレッジ』の藤井道人監督のメガホンでリメイク。日本流のアレンジが加えられた本作では、キャラ設定や大筋のストーリーは同様ながらも刑事・工藤と監察官・矢島による96時間の緊迫した追走劇がスピーディに展開していく。やりたい放題のスネに傷持つメインキャラクターの2人が、ともに警察組織に所属している人間という韓国流のシニカルな設定にはニンマリさせられる。また、サスペンスとバイオレンスに彩られながらも、刑事・工藤によるダメっぷりがそこはかとないユーモアを産んでいて、ある種のドタバタコメディとしても絶妙だ。
岡田准一、綾野剛、舘ひろし、広末涼子ら豪華俳優陣が集結!
ひとつの事故からどんどんと深みにハマっていく工藤を演じたのは岡田准一。どこかトボけた一面のある主人公の奮闘&狼狽ぶりを確かな演技力で体現している。対する矢島に扮したのは、映画としては『ヤクザと家族 The Family』に次いでの藤井組参加となった綾野剛。硬質感のある演技が緊迫感を与え、作品を一段格上げしているのは間違いない。このほかにも舘ひろし、広末涼子、磯村勇斗、柄本明ほか豪華俳優陣が集結。この機会に手に汗握るクライム・サスペンス・エンタテインメントを堪能してほしい。
Netflix日本(映画)TOP10の第2位にランクイン!
11月30日から配信がスタートした『最後まで行く』は、今週の集計(11月27日~12月3日)で初登場にして日本(映画)の第2位にランクイン。年末を舞台とする作品だけに、今後の伸びに期待したい。(文:足立美由紀/ライター)
【Netflix日本Top10(映画)/11月27日~12月3日】
1位『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』
2位『最後まで行く』
3位『クレイジークルーズ』
4位『モービウス』
5位『翔んで埼玉』
6位『レオ』
7位『なのに千輝くんが甘すぎる』
8位『ファミリー・スイッチ』
9位『毒戦 BELIEVER』
10位『ツユクサ』
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