宮沢りえが、ケイト・ブランシェットの吹替を担当する映画『ルイスと不思議の時計』の日本語吹替版完成会見が、9月24日にザ・ペニンシュラ東京で開催された。壇上には宮沢のほかに、ジャック・ブラックの声をつとめる佐藤二朗、声優の松本梨香、矢島晶子、本名陽子が上がった。
・『ルイスと不思議の時計』の日本語吹替版完成会見、その他の写真
本作の原作は、ハリー・ポッターの原点ともいわれている、ジョン・ベレアーズ著の同名小説。両親を亡くした少年ルイス(高山)は、叔父であるジョナサン(佐藤)の古い屋敷に住むことになるが、ジョナサンは不思議な力を使うことができる魔法使い。ただし2流でポンコツの。そして隣に住むきれいでやさしいツィマーマン(宮沢)も魔女。こちらは一流。ルイスはそんな2人と時計がいっぱいの屋敷で生活を始める。
イベントが始まると佐藤は、「洋画の日本語吹替は初なんですが、ジャック・ブラックはとても大好きな役者。特に『スクール・オブ・ロック』(03年)が大好きで、彼の声を演じることができて、とても光栄です」と語った。そんななか、これまで公開されていなかったケイト・ブランシェット演じる一流魔法使いツィマーマン役の声優、宮沢が登場。ブランシェットの声を担当した感想を聞かれた宮沢は「声優と役者って使う筋肉がちがうので、とても大変でした。体力的にもきつくて2日に分けて収録したので、スタッフの皆さんに『すみません』と思っていたのですが、佐藤は12時間くらい続けてやられていたと聞いて、肩の力が抜けました(笑)」と話した。
『ルイスと不思議の時計』は10月12日より全国公開となる。
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