原泰久の人気マンガ「キングダム」が、コミックス50巻の発売を記念して、実写映画化されることが発表されていたが、10月9日に帝国ホテルで行われた、映画『キングダム』製作報告会見で、主人公・信役を山崎賢人が演じることが発表となった。
壇上には山崎のほかに、若き王・エイ政と信の親友・漂の2役を演じる吉沢亮、山の民の美しき王・楊端和役の長澤まさみ、信やエイ政と行動を共にする可了貂役の橋本環奈、成キョウ役の本郷奏多、壁役の満島真之介、昌文君役の高嶋政宏、騰役の要潤、王騎役の大沢たかおら出演陣に加え、監督をつとめる佐藤信介、製作を代表してソニーコロンビア・ピクチャーズ代表のサンフォード・パニッチ氏が登壇した。
日本と中国で行われた撮影は終了しており、現在はCGや編集作業中。佐藤監督によると日本映画としては最大規模の予算が投入されており、中国の歴史物のなかに、日本のファンタジーを取り入れた超大作に仕上がっているということだ。
山崎が信を演じるのは本作で2度目。2年前に、マンガ「キングダム」の連載10周年を記念して制作された動画で、傷だらけになりながらも立ち上がる信を熱演している。「見所は全部。とにかく濃厚です。CGや音が入っていない状態でも本当にすごかった」と未完成前の映像を見た感想を話した。さらに「原作者である原先生と何度か話して、細かい部分まで役を作りこみました」と意気込みも語っていった。
本格的なアクションはこれが初めてという長澤も「絶対的な強さを持った超人のような役。エキストラはほぼ中国人だったので、とても難しかったです」とコメント。「山の民の王様なので、役作りとして部下と喋らないようにしていたんですけど、部下が積極的に話しかけてくるんですね。そこはとても苦労しました」と打ち明けると、会場からは大きな笑いが起こっていた。
『キングダム』は2019年4月19日より全国公開となる。
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