WEST.重岡大毅、2024年の運勢は「結果が軒並みエグくてですね(笑)」『ある閉ざされた雪の山荘で』イベントで今年の抱負明かす
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間宮祥太朗、重岡大毅とは「10年くらいずっと共演したいと思ってた」
東野圭吾の長編小説を映画化した『ある閉ざされた雪の山荘で』の公開直前カウントダウンイベントが開催された。当日は主人公を演じた重岡大毅に加え、間宮祥太朗、戸塚純貴、飯塚健監督が登壇し、公開に向けて大ヒットを祈願。2重3重にトリックが張り巡らされた作品の見どころや撮影時の裏話などを語った。
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本イベントが2024年最初のイベントということもあり、今年の抱負を尋ねられると、重岡は年末に出演した番組でルーマニアで“魔女”を職業としている高名な占い師をはじめ、様々な人から2024年の運勢を占ってもらったことを告白。「運勢が良いという意味で、結果が軒並みエグくてですね(笑)、いま気分的に乗っています!」とノリノリで語りながらも、「抱負は健康第一で、ワクワクすることに正直に楽しんでいこうかと思っています」と堅実なコメントのギャップで会場での笑いを誘った。
間宮は「毎年『いつも通りやっていこう』と思っているので、今年もいつも通り、まずはこの映画をたくさんの人に見ていただき、良いスタートが切れればと思います」と手堅くコメント。
一方、戸塚は「とにかく売れたい(笑)! “ネクストブレイク”と言われ続けてもう10年以上になるので、そろそろ本格的に売れていきたいです。この映画が大ヒットして『戸塚、こういうアプローチもできるのか』と言っていただけるようにしたい」と力強い野望を口に。重岡と間宮からは「もう売れてるんじゃない?」との声も上がったが、戸塚はトークイベント前の境内での写真撮影をふり返り、「後ろで見てくださっていた方が『一番右の人…ほら、よく出てる、ほら』と言いつつ、最後まで名前が出なかったと裏で聞きました(苦笑)。通った時に名前をすぐに言っていただく人が増えるようにしたいですね」と意気込んだ。
重岡は完成した映画を見て、「僕らは(結末やトリックを)全てをわかった状態で見ているんですけど、それでもすごく面白かったし、それが嬉しかったです」と語り、間宮も「本筋も構造もラストもわかった上で、それぞれの人物の所作や細かいところを楽しめました。自分でやったことすら楽しみがいがある、そんなシーンの連続で『これは、初見だと、どう見るんだろうね?』という話をしました」と明かす。
また、重岡は、本作はあくまでも誰もが楽しめるエンタテインメント作品であるとも強調。「同世代ならではというか、現場でも同年代が集結している熱さや青春感があって、それは作品にもすごく出ています。『ミスリード』とか『殺人事件』とか言っても、暗い作品ではなく、ずっとワクワクできるエンタテインメントになっていて、みんなが楽しめるということはまず言いたいです! 東野先生のマジックもしっかりあって、新年が明けていろいろあるけど、前向きになれるし、心に残るメッセージがある作品になっています」と力強くアピール。
飯塚監督も「ミステリーでサスペンスというジャンルだけど、根っこにあるのは劇団員の青春の話です。(現場で)みんなを見たら、キャッチボールをしていたり、楽しそうな青春が転がっていて、その空気もスクリーンに映っていると思います」とうなずいていた。
重岡が演じた久我は、映画では原作とはやや異なるキャラクターとなっている。それについて重岡は、「原作のファンのみなさんにも喜んでいただきたいので、(原作の久我を)しっかりともちつつ、フラットな気持ちで演じようと思って臨みました」と語る。
久我は、登場人物の中で唯一、劇団「水滸」のメンバーではない“部外者”の立場にある人間。この点については「僕自身、普段は『WEST.』というグループで、(俳優とは)違うフィールドでやっているので、役者一本でやっているみんなのところに飛び込むのは“異物感”というか、部外者である部分がありました。でも、そこでの『やってやる』『負けないぞ』という気持ちは、久我の気持ちと重なるところがあったと思います」と自らと久我の立場を重ねた。
そんな重岡の発言に戸塚は「たしかに“部外者感”があった」と証言し、間宮は「でも、部外者が一番存在感あったよね。初日から現場が部外者の空気になっていて『本当に部外者なのか?』って思った(笑)」と重岡が現場のムードメーカーになっていたと指摘。さらに戸塚は「むっちゃ明るくて、ずっとしゃべってたし、違うフィールドから来て、意気込みも、ちょっと空回ってるところもあった(笑)」と明かした。
これには重岡は「アカンやん! 部外者がハシャいで空回ってたらダメですよ!」と苦笑いを浮かべていたが、戸塚は「いや、感謝してます。初日から『これから楽しいことが巻き起こっていくんだな』という予感をさせてくれました」と優しくフォロー。撮影現場での和気あいあいとした空気を感じさせていた。
間宮も重岡とは「10年くらい、ずっと共演したいと思ってた」と明かし「2人で対峙するシーンでも、すごくフラットでリアクションを大切にして、その時に流れている感情ややりとりにビビッドに反応するんです」と重岡の演技を称賛。2人の言葉に重岡は満面の笑みを浮かべ、「俺も共演できて嬉しかったです。本当に刺激になったし、今後、走っていくためのガソリンが入ったなと思えるチームメンバーでした」と嬉しそうに語っていた。
最後に重岡は「僕は1992年生まれで、この原作も1992年に生まれた作品だということで縁を感じています。1月12日公開なので今年、劇場で初めて見る映画になるという方も多いと思いますが、みんなが楽しめるサスペンス・エンターテインメントで、一発目の映画にピッタリだと思います」と語り、トークイベントは幕を閉じた。
『ある閉ざされた雪の山荘で』は1月12日より全国公開。
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