斎藤工、ラーメン好きがこうじて自宅でもラーメン作りに挑戦！

#斎藤工 2018.11.02

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俳優の斎藤工が11月1日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた第31回東京国際映画祭ワールド部門正式招待作品『家族のレシピ』の記者会見に、アジアの巨匠エリック・クー監督とともに出席した。

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本作は、シンガポールと日本の外交関係樹立50周年を機に製作されたエリック・クー監督の最新作。ラーメンとバクテー（肉骨茶）、両国のソウルフードの「美味しい」がつなぐ家族の愛の物語だ。原題は『Ramen Teh』で、シンガポール・日本・フランスの合作映画となる。

斎藤が演じる主人公・真人が父親の死をきっかけに幼いこ頃に亡くした母の地元（シンガポール）に旅立ち、バラバラになってしまった家族の絆を取り戻すために奔走する姿が描かれる。松田聖子（シンガポールのフードブロガー役）、伊原剛志、別所哲也などが共演している。

クー監督はテーマにラーメンを選んだ理由について聞かれると、「ラーメンはシンガポールではストリートフードであり、日本では国民的なソウルフードであるということで（映画の素材として）選びました」と説明。

高崎でラーメン屋を営む真人役を演じた斎藤は、撮影に入る前にリサーチしたことや準備したことがあるかという質問に、「ラーメンは大好きですね」と笑顔を見せ、「ぼくはラーメンはスープから作ります。シジミベースの、（あえて）ショーユのスープに麺を入れました。何度も失敗しながら作ったので、一時期自宅のキッチンまわりの臭いがすごいことになっていました」と苦笑しながら打ち明けてくれた。

また、斎藤は「料理をするのと映画作りはすごく似ています。素材を集めて、味付けして、人に楽しんでもらい、後片付けが大変……。食と製作は似ているものがあるなと実感しています」と映画作りについて語り、映画監督としての顔も覗かせた。

フランスのオペラ座の近くの映画館で上映されている本作。斎藤は「バックパックでフランスに行った時に、その映画館で映画を見たことがあります。自分の映画がその場所で上映されているなんて……」と感無量の面持ち。さらに「まさに昨日なんですが、福山雅治さんから『上映しているよ！』って写メが届いたんです」と嬉しそうに語った。

そんな斎藤にクー監督は「工は真人の役を素晴らしく演じてくれました」と感謝の言葉を送った。

劇中、美食の国・シンガポールの名物グルメの数々と世界的ブームとなっている日本のラーメンが続々と登場する。シンガポールの歴史にも注目。斎藤は同作が縁で、シンガポールの観光大使になったことも明かしていた。

『家族のレシピ』は2019年3月9日より全国順次公開となる。
（text&photo：福住佐知子）