女優の趣里が11月10日、新宿ピカデリーにて行なわれた映画『生きてるだけで、愛。』公開記念舞台挨拶に菅田将暉、仲里依紗、西田尚美、関根光才監督とともに出席。エキセントリックな主人公・寧子役を演じた趣里は「人生には辛く苦しいことがあるけれど、誰かとつながっている時間があるからこそ、明日に向かって生きていける」と作品に込めた熱い思いを語った。
本作は、劇作家で小説家の本谷有希子の同名小説を映画化。鬱が招く過眠症によって引きこもり生活を送る寧子(趣里)と、出版社でゴシップ記事執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木(菅田)の関係性を通じて、他者とのつながりを求める現代の若者たちの姿をエモーショナルに描いたラブストーリー。
趣里は、真っ直ぐ過ぎるがゆえに過激な行動に走ってしまう寧子という役柄に「表現の仕方が激しくなってしまう子ですが、人間みな誰しも心の中にそういう部分は持っているのかなと思った」と共感しながら演じたことを明かすと、菅田も「寧子と津奈木は、知らず知らずのうちに互いを受け止めては拒否している」と関係性を説明。
イベント後半には作品のタイトルにちなんで「これだけあれば愛を感じるものは?」というお題が出される。菅田は「焼売(シューマイ)には辛子だけで、愛。」と回答すると「焼売っていろいろな食べ方があると思うのですが、僕は辛子だけあればいんです」とこだわりを披露。一方の趣里は「おひとり様だけで、愛。」と答えると「なにをするのも1人で大丈夫。カラオケやちょっとした旅行も1人が好きです」と意外(!?)な一面を語っていた。
(text&photo:磯部正和)
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