『スパイダーマン』『X-MEN』シリーズなどマーベル・コミックの数々の原作を手がけた巨匠、スタン・リーが12日(現地時間)にロサンゼルス市内の病院で息を引き取った。95歳での大往生だった。昨年12月の東京コミコンにも来日、現在公開中の『ヴェノム』にもカメオ出演して元気な姿を見せたが、今年初めから体調を崩し、肺炎で闘病中だった。
訃報を受けて、『ヴェノム』主演のトム・ハーディをはじめ、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン、『アベンジャーズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jrやクリス・エヴァンス、トム・ホランド、『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズなど、マーベル作品の出演俳優たちがSNSで、生涯現役を貫いたリーの偉業をたたえて追悼した。
追悼メッセージの大半に添えられたのが在りし日のリーと俳優自身のツーショット写真。これに噛みついたのが、『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマーだ。
アーミーは12日(現地時間)、「多くのセレブがスタン・リーとのツーショットを投稿していることにとても感動した……あれほどの伝説的な人を追悼するのに、自分の写真を付ける以上の良い方法はない」と皮肉たっぷりにツイートした。
20万以上のフォロワーを持つ彼の発言には多くのネットユーザーが反応。アーミーも言いっ放しではなく、一般のユーザーからの問いにも対応した。
「たぶん、彼(リー)に会った時にどう感じたかを伝えるためなんじゃない? 私ならそう思う。私は彼に会う機会がなかったから」とやんわり異を唱えたリプライには「もしスタンの仕事があなたの人生にインパクトを与えたのなら、あなたが最も感動を受けた彼の仕事について投稿すればいい。セルフィーを投稿するのは、彼の死を自分のために利用し、彼と写真を撮ったことを自慢することになる」と持論を展開。
だが、アーミーの行動自体がリーの逝去を利用しているという批判が殺到。嫌がらせ的な内容もあったが、それよりも彼にとって堪えたのは自身のファンからの反応だったようだ。
「どう哀悼するべきかを講釈することで、あなたこそが偉人の逝去を自己顕示に利用した。私は100パーセントあなたのファンだけど、これは正しくないと思う。それに“セレブ”たちの何人かはあなたの友達であり、人間でしょう」
「私はあなたが大好き。本当に好きです。でも、これは本当に差し出がましい行為です。特に今日という日には」
テキサスの石油王一族出身のアーミーは普段は紳士的だが、論争好きで歯に衣着せぬ発言も多い。ただ、さすがに今回の発言は、一言多かったと自身の非を痛感したらしく、ツイートはすでに削除されている。
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