愛情でもない、友情ともちょっと違う…生きづらさを抱えた男女が出会い、優しい関係を育む様子を描きヒット中の映画『夜明けのすべて』。松村北斗と上白石萌音の共演でも話題の本作のメイキング写真を公開する。
・松村北斗、上白石萌音への密かな気遣いを察知されず「僕の気遣いはシームレスですから…」
・松村北斗の超リラックス写真も! メイキング写真をすべて見る
松村北斗の祈りが天に通じた!? 奇跡のクランクアップ撮影エピソードも
メイキング写真は、クランクアップ時の様子や、映画の舞台でもある栗田科学でくつろぎながら話す松村と上白石、ベランダから指ハートを送る上白石、そして撮影の合間に笑顔でリラックスする松村の姿などが収められている。また、脇を固める光石研や久保田磨希らと楽し気な様子の上白石の姿も映し出され、映画と同じように温かな撮影現場の様子が見て取れる。
本作は、「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』で国内外から高く評価され、毎日映画コンクール日本映画大賞・監督賞などを受賞した三宅唱監督が映画化。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務めた作品。
月に一度の PMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さん(上白石萌音)と、パニック障害を抱えたことで人生が一変した山添くん(松村北斗)。職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知ったふたりが、「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」と支え合っていく姿が共感を呼ぶ。
原作小説ファンからは、「原作とストーリーが違うけれど、重要なテーマやメッセージは映画でも寸分の狂いなく同じ」「原作の読
後感と同じだった。本当に」などのコメントが寄せられているが、原作の印象を変えずに映像化するため、三宅監督と共同脚本の和田清人は、「これは働くことについての映画であり、現実に生きづらさを抱える人たちがユーモアや人とのつながりによってそれを乗り越えていく物語になる」という二つの柱を軸に脚本を開発。さらに三宅監督は松村と上白石にも会い小説が持つ魅力や相違点について話し合い、脚本を完成させたという。
・SixTONESへのグループ愛があふれ出る松村北斗に上白石萌音が「現場でも…」
上白石は、「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思え
ば、これから演じるシーンについて新しいアイディアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と振り返る。
山添くんと藤沢さんは友達でも恋人でもない同志のような関係を紡ぐが、2人の交流シーンについて、松村が「このやりとりだと恋愛的な要素が出てきてしまうのでは」と率直な疑問をぶつけ監督がそれに答えるやりとりなどもあったという。
映画の観客からは「恋愛じゃなくても、人は様々な関わり方で、互いにケアし合えるということを丁寧に描いていた」「恋愛規範を微塵も感じさせない主演2人の空気感が素晴らしい」というコメントも。
また、山添くんと藤沢さんのこれから歩む道筋が見えてくる大事な局面となるシーンが撮影されたクランクアップの日のエピソードも明らかに。クランクイン前には「その日その日の俳優の状態や天気にも臨機応変に対応できる、ある種の懐の深さをもって臨みたいと思っていました」と心境を語っていた三宅監督だが、その日は一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと撮影隊が待つことに。すると松村が呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始め、その祈りのおかげか、監督が「本当に奇跡のような美しい光が差し込んできました。山添くんが持っている何かが作用したんでしょうね」と振り返るほどの素晴らしい仕上がりとなった。
このシーンを“最も印象的なシーン”とする観客もおり、「自転車のシーン、山添くんにとっての変化の象徴で、美しすぎて理由もなく涙がボロボロ出た」というコメントが寄せられた。
2月16日からは副音声コメンタリー上映が全国の上映劇場で実施されることも決定。映画本編に合わせて、松村北斗・上白石萌音・三宅唱監督による撮影時の裏話等、ここでしか聞くことができないエピソードを聞くことができる。
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