岡田准一主演、原田眞人監督で『関ヶ原』に続き司馬遼太郎の名作「燃えよ剣」が『燃えよ剣』として映画化されることがわかり、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明の共演も発表された。
・岡田准一主演『関ヶ原』が週末2日間で約4億円の興収記録し首位デビュー
原作は1962年から64年にかけて「週刊文春」で連載され、64年の刊行から現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が500万部を超える大ベストセラー。新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動が描かれており、土方の没後150年である2019年に、満を持して製作される。
今回、司馬原作のこの人気歴史小説が『関ヶ原』に続き、岡田主演、原田監督のタッグで映画化される。岡田が演じるのは土方歳三。柴咲が、その土方と熱烈に引かれ合いながら、激動の時代によって引き裂かれていく、哀しくも逞しいヒロインのお雪役を演じる。柴咲が時代劇に出演するのは、主演をつとめたNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』以来。岡田とは今回が初共演となる。
またNHK大河ドラマ『西郷どん』で主人公の西郷隆盛役を演じた鈴木が、新選組局長・近藤勇役。Hey! Say! JUMPの山田が、病に倒れるも天才的な剣の使い手として知られ、新選組の中でも土方と並んで人気の高い沖田総司役。伊藤が、土方や近藤に狙われることになる新選組初代筆頭局長・芹沢鴨役を演じる。
岡田は本作主演に「原田眞人監督から司馬遼太郎さんの名作、『燃えよ剣』の土方歳三という、身に余る大役をいただきました。以前に原田監督作品に出演させていただいた『関ヶ原』に続き日本の変革の1つです。変革の時代を演じることは、やりがいのあるタフな作業になりますが、共演者の皆さん、スタッフの皆さんとこの作品を乗り越えて行きたいと思います。土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたいです。原田監督が作り上げる生っぽい激動の幕末をご期待下さい」。
柴咲は「初めて演出していただく原田監督。初共演の岡田准一さん、鈴木亮平さん、山田涼介さん。世の中で語り継がれる新選組。司馬遼太郎さんの長編歴史小説のオリジナルキャラクターであるお雪を、時代に翻弄されながらも凛として生きる女性として、素直に表現できればと存じます」。
鈴木は「何者でもない。侍ですらなかった若者たちが、いかにしてあれだけの力を持ち、畏怖される集団になっていったのか。仲間さえも殺してまで作り上げたかったもの、守りたかったものとは何か。映画という別の世界で、近藤勇という1人の男として再びあの時代に入り込み、欲も恐れも友情も、全て肌で受け止めながら生きてみようと思います。原田監督と敬愛する岡田さんのもと、一丸となり、皆様に新しい新選組の肖像をお見せします。ご期待ください」。
伊藤は「芹沢鴨という強靭な男を演じさせていただくことになりました。岡田君が演じる土方に対して、全力で対峙したいと思います。一緒にお芝居ができるのが本当に楽しみです。原田監督とは初めてですが、誘っていただき大変光栄です。改めて、俳優という仕事に全力で臨みたいと思っています」とのコメントを寄せている。
『燃えよ剣』は2月〜4月に京都、滋賀、岡山などを中心に撮影予定。また、「新選組」史上名高い「池田屋事件」が起こった旅館・池田屋をオープンセットで当時のままに完全再現。2020年公開予定となっている。
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