関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌で、セクシャリティを越えた恋愛関係を繰り広げる人気コミックが『窮鼠はチーズの夢を見る』として映画化されることが決定。本作は、大倉にとって『100回泣くこと』(13年)以来の単独主演作で、成田とは初共演となる。
原作は、その共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を獲得している水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」と「爼上の鯉は二度跳ねる」。『ナラタージュ』(17年)、『リバーズ・エッジ』(18年)の行定勲監督がメガホンをとる。
広告代理店に勤める大伴恭一(大倉)は優柔不断な性格が災いし、不倫を繰り返してきた。そんな彼の前に、ある日、妻から派遣された浮気調査員として、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田)が現れる。不倫の事実を隠す代わりに彼が突きつけてきた条件は、「カラダと引き換えに」という信じられないもの。はじめは拒絶していた恭一だったが、7年間一途に思い続けてきたという今ヶ瀬のペースに乗せられ、やがて彼と過ごす時間が心地よくなっていく。
大倉は、「素直に、とてもピュアなラブストーリーだと思いました。もちろん衝撃を受けましたが、恋に落ちるきっかけというのは、誰にも分からないものだなと。行定組でのお芝居は大きなプレッシャーがありますが、とても贅沢な時間だと思うので、堪能したいと思います。成田さんと初めて共演させていただきますが、お互いすんなり入っていけそうな気がして楽しみです。人が人を好きになるということに境界線はないということを、この映画を通じて感じてもらうきっかけになればと思います」とコメント。
相手役をつとめる成田も「セリフの一言一言がとても繊細で、どう表現していくか、とてもやりがいがある作品だと感じました。現場に入り、大倉さんと対峙しないと見えてこない感情はきっとあると思いますが、今ヶ瀬という役に自分がどう寄り添えるか、今から胸が膨らみますし、心のスイッチが入りました。きっと、誰にとっても共感してもらえる恋愛が描けると思います。行定組の一員として、丁寧に一生懸命に作っていくので、見て頂く方それぞれが自由に楽しんでもらえたら嬉しいです」と語っている。
『窮鼠はチーズの夢を見る』は2020年に全国公開となる。
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