香取慎吾が4月23日に都内で行われた映画『凪待ち』の完成報告会見に、恒松祐里、吉澤健、リリー・フランキー、白石和彌監督、赤城聡プロデューサーとともに登壇。20年来の付き合いのリリーとの共演を喜んだ。
香取は、演じてみた感想を、「辛かったですね。木野本郁男という役柄を演じていて、ズタズタでした。現場は楽しかったんですけどね。撮影現場ってあまり楽しいと思わないんですけど(笑)。演じている時は、人の優しさがこんなに痛いものなのかと思いました。自分以外の役柄の方に優しい言葉をかけられるほど、ふがいないなと思いました」と語り、役柄に深く入り込んでいたことを振り返った。
また、『凶悪』『孤狼の血』など、過激な描写を得意とする白石監督は、「今回は暴力などではなく、“心の救済”を描きました。自分自身、新しい挑戦をしたと思っています。新しい香取さんを見られる作品にもなっていると思うので、見ている方に新鮮さを感じていただけたら嬉しいです」と新境地を開いたことを明かし、アピールした。
さらにリリーも新境地のようで、「白石監督作品では珍しくいい人で出ていますので、ご注目ください」と語り、またも記者を笑わせていた。
『凪待ち』は6月より全国公開となる。
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