性行為強要、脅迫も…? 米人気ラッパー ショーン・コムズの自宅を家宅捜索
3月25日(現地時間)、ラッパーで音楽プロデューサーのショーン・コムズのカリフォルニア州とフロリダ州の自宅にアメリカの国土安全保障省の家宅捜索が入った。性的な人身売買についての捜査の一環だという。
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現地の報道によると、国土安全保障省はコムズ本人も含めて具体的な容疑について明らかにしていない。
パフ・ダディ、ディディなどの名前でも知られるコムズは昨年11月に元交際相手から性的暴行や家庭内暴力、売春をしている男性との性行為の強要などで告訴されたが、翌日に和解している。だが、その直後に2人の女性が1990年代に受けた性的暴行などの虐待行為で訴えを起こし、1人は被害を受けた当時17歳の未成年だったと主張している。
今年2月には音楽プロデューサー兼ビデオグラファーのロドニー“リル・ロッド”。ジョーンズが、コムズに薬物を飲まされ、セックスワーカーとの性行為を強要されたうえに脅迫されたとして、ニューヨーク南部地区の連邦裁判所に3000万ドルの賠償金を求める民事訴訟を起こした。
ジョーンズが裁判所に提出した70ページ以上の書類には、コムズが行ったとする性的人身売買と性的暴行についての詳細と関わったとされる人物の名前が挙げられているが、「News Week」誌によると、その中には音楽関係者をはじめとする著名人と並んでイギリス王室のヘンリー王子の名前がある。ジョーンズによると、コムズは性的人身売買を行うパーティーに女性たちを誘う際、「有名スポーツ選手、政治家、アーティスト、ミュージシャン」と知人だと言い、「英国王室のハリー王子のような国際的な要人などのセレブリティと親しい」とも話していたという。
コムズとヘンリー王子は2007年、コムズが王子の母である故ダイアナ元妃の追悼コンサートに出演した際に知り合ったと言われている。同イベントの際に王子はコムズ、カニエ・ウエストと並んで写真撮影もしている。ヘンリー王子はリストに名前を挙げられたのみで訴追されていない。
この騒動で、コムズの過去の交友関係にも注目が集まっている。特に問題視されているのが、現在30歳になったジャスティン・ビーバーが14歳の時にコムズと撮ったツーショット映像で、「『48時間』という映画を見たことある? 今、(ジャスティンは)ディディと48時間を過ごしている」「彼らは人生で最高の時間を過ごしているけど、何をしているのかは公表できない。でも15歳(の子)にとっての夢であることは間違いない」「これから48時間、彼は俺と一緒だ」などと言い、コムズに何をしたいか聞かれたビーバーは「女の子たちを捕まえに行こう」と答えている。この件についてイギリスの「The Independent」紙が問い合わせたところ、ビーバー側もコムズ側も返答していないという。
コムズの弁護士は26日(現地時間)に、連邦当局が行った家宅捜索は「軍レベルの重大な力の行使」であり、コムズは「無実であり、汚名を晴らすために闘い続ける」とコメントしている。
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