『卍 リバース』『痴人の愛 リバース』2作品同日公開決定
谷崎潤一郎の名作を“男女逆転”アレンジで映画化した『卍 リバース』『痴人の愛 リバース』が2作品同日で公開されることが決定。ポスタービジュアルが公開された。
・人妻と若く美しい女がベッドの上で唇を重ね、互いを求め合う…映画『卍』熱い同性愛関係に嵌まり込む2人の禁断のシーン公開
・新藤まなみ×小原徳子、谷崎潤一郎原作・卍模様の愛憎劇/映画『卍』予告編
『卍 リバース』『痴人の愛 リバース』は、明治、大正、昭和と3つの時代を生きた、近代日本を代表する文豪・谷崎潤一郎の不朽の名作を、現在を舞台にして“男女逆転”にアレンジし映画化した挑戦的な作品。
・『卍 リバース』『痴人の愛 リバース』のポスタービジュアルを見る
『卍 リバース』は、同性愛や不倫に溺れる男女の異常で破滅的な情愛を赤裸々に綴った、谷崎文学の傑作といわれる「卍」を、舞台を現代に置き換え、原作の登場人物たちの性別を逆にするなど、大胆にアレンジを加え映画化。
出演は、タレント・女優など幅広く活躍する中﨑絵梨奈。本作では、大胆な濡れ場にも挑んでいる。そして、『ヘタな二人の恋の話』の鈴木志遠や『モダンかアナーキー』の門間航など期待の若手俳優が顔を揃える。
中﨑は「私の今までの俳優人生の中で最も挑戦、そして覚悟をした作品になりました。 愛の在り方に『正しい』なんてないと思うし、人の欲は流れ出してしまったらなかなか止められないけれど、この作品を見て、愛と欲の尊さと恐怖をお届けできたらいいなと思います」と思いを語り、鈴木は「今回の作品は、4人の男女が交錯しながら愛を求める非常に不思議な世界が描かれています。一人一人違うストーリーを持っていて、心情が移り変わる瞬間に注目していただきたいです」、門間は「脚本を読むにつれ、光の言葉ひとつひとつの何が本当で、何が嘘なのか。そして、どんどんと落ちていく彼らに不気味さを感じながら、私もぐるぐるぐるぐると愛の奈落へ惹き込まれていきました。愛、欲、駆引き、疑心、支配、従属 彼らの愛の行く末は、、、」とそれぞれコメント。
一方、『痴人の愛 リバース』は、数ある名作の中で最もマゾヒズムを体現し、谷崎の私小説ともいわれている「痴人の愛」の舞台を現代に置き換え、原作の主人公ふたりの性別を逆にするなど、大胆にアレンジを加え映画化。
主人公なおみに扮するのは、桝田幸希。2022年に映画化された『鍵』に続き、再び谷崎作品のヒロインを務める。ゆずる役には、『ブルーイマジン』『記憶の居所』と公開作が続く林裕太が抜擢。『福田村事件』『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』の碧木愛莉らが脇を固める。
出演について、桝田は「10年ほど前に『痴人の愛』に出会いました。足好きの私にはたまらない作品でした。『痴人の愛』と同時期に宝来監督との出会い、今回お話を頂いて運命を感じ。挑戦すべきだと思いました」と自身も足フェチであることを告白。林は「原作の譲治とナオミの立場を入れ替えて描くというのは、多様な愛の形が確保されようとしている現代において面白い試みだと思いました。2人の言動の、何が人間的であるかではなく、全てが人間的なんだという意識で演じました」とコメントを寄せた。
公開を前に、2作品のポスタービジュアルが解禁となった。『卍 リバース』は、シーツに絡まれた上半身裸の男女3名が写し出されており、同性愛と不倫が交錯し、淫靡な愛憎がもつれていく様子を感じさせるビジュアルとなっております。『痴人の愛 リバース』は、年下の男の片足を抱きしめる女の姿が印象的で、究極のマゾヒズムの行方が期待できる内容になっている。
『卍 リバース』『痴人の愛 リバース』は5月24日より2作品同日全国公開される。
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