「世界観が崩壊する!」約ネバ映画化の年齢設定引き上げに黙ってられない

#約束のネバーランド#城桧吏#板垣李光人#浜辺美波

『約束のネバーランド』映画公式サイトより
『約束のネバーランド』映画公式サイトより

前編「12歳から16歳に年齢設定引き上げ」より続く

【「約ネバ」映画化】後編
『ハリポタ』引き合いにコメント

人気コミック「約束のネバーランド」が実写映画化されるにあたり、主人公の子どもたちの年齢設定が12歳から16歳に引き上げられ、ネットが大荒れしている。

エマ役は『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波、レイ役は『万引き家族』の城桧吏、ノーマン役は『仮面ライダージオウ』の板垣李光人がそれぞれ扮する。おそらくは12歳に見える俳優のキャスティングは難しく、浜辺美波にしても19歳ではあるが、原作とかけ離れることはない年齢ということで間をとって16歳という年齢設定にした、というところだろうか。

演技力、集客力、知名度を考えての苦肉の策なのかもしれないが、ファンは黙っていられなかったようだ。

「大人の4歳と子どもの4歳は違う!」「可愛さがないとかじゃなくて、世界観が崩壊する」などといったコメントでネットが騒然となった。

原作には、非力である子どもだからこその葛藤や、前思春期の子どもらしい生意気さが描かれているが、体格も心も大人に近づいてくる16歳ととなると、世界観も違ってくるだろう。例えば、『新世紀エヴァンゲリヲン』の碇シンジは14歳だからこその設定だと思うが、4歳年上の18歳だと雰囲気も違ってくるだろう。

ネットでは、実写映画化の納得できる例として『ハリー・ポッター』シリーズを引き合いに出すコメントが多い。

1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』では主人公のハリー・ポッターが11歳になる頃が描かれ、演じたダニエル・ラドクリフは撮影当時同年代だった。こういった成功例があるだけに、ファンとしては、年齢設定そのままで不可能なことはないはず!という思いが強いのかもしれない。(文:入江奈々/ライター)

『約束のネバーランド』は2020年冬公開予定。