アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン
左からガブリエル・ルナ、マッケンジー・デイヴィス、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、ナタリア・レイエス
アーノルド・シュワルツェネッガー
リンダ・ハミルトン
マッケンジー・デイヴィス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ
アーノルド・シュワルツェネッガー
リンダ・ハミルトン
マッケンジー・デイヴィス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ
リンダ・ハミルトン
アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトン

アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが11月5日、ベルサール六本木で行われた映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見にマッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナとともに出席。互いにジョークを飛ばしながら軽快にトークを展開し、「過去に戻って変えたいこと」を明かした。

シュワちゃん&リンダ降臨!映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』来日記者会見、その他の写真

本作は、世界的に人気を博した映画『ターミネーター2』(91年)の正統なる続編。メキシコやアメリカを舞台に、ターミネーターに狙われるダニー・ラモス(ナタリア・レイエス)やサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)らが人類滅亡の危機に立ち向かう様を描く。監督は『デッドプール』(16年)でデビューしたティム・ミラー、製作は本シリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロン。

T-800として本シリーズに舞い戻ったシュワルツェネッガーは、挨拶を求められるとマイクより先に水を一口飲んで「サケ(酒)だね」とニヤリ。「東京に戻ることができて嬉しい。私は、ボディビルのチャンピオンとして1972年から日本に来ている」と話し、日本との長年の関わりを述懐。「毎回、帰る際に『I’ll be back』と言っている」と続け、会場の笑いを誘った。

ハミルトンは「アーノルド“知事”ほどたくさん話すことはないけど…」と言いつつ、「今回、35年来の友情を培ってきたアーノルドと一緒に日本に来られて心から嬉しい。こういう形で関係をともにできる俳優はなかなかいない」と心境を吐露。「彼の成長を見てきた。家族を作り、知事になり、素晴らしい政治家になり、温暖化に関する活動家になる姿を見てきた。チェスの名人でもある。あらゆる意味で尊敬に値する人」とほほ笑んだ。

ハミルトンはまた、最も苦労したアクションシーンは「I’ll be back」という場面だったと告白。「あのセリフは35年間、私の頭の中でアーノルドの声で響いている。なので何度も何度も何度もトライした。毎回言うたびに、ティム・ミラーにどうだったか聞くと『ダメ。アーノルドみたいだった』と言われた」と笑った。

そんな63歳のハミルトンのアクションについて、シュワルツェネッガーは「圧倒された。信じられないと思った。(本シリーズでリンダが見せてきた)今までの演技水準をはるかに超えてきた。60代でありながら、再び見事な動きを見せてくれた。筋肉をたくわえ、武器もプロフェッショナルのように操っていた」と高く評価し、「あまり言いたくないが、彼女は本作で重要な資産となっている。過去のターミネーター作品に彼女が出ていなかったのは間違いなのではないかと思うくらい」と手放しで称賛した。

本シリーズにちなんで、「過去に戻って変えたいこと」を問われたリンダは「1984年の『ターミネーター』出演時の私の髪型を変えたい」と白い歯をこぼし、さらに「(米国の)現大統領を選んだ2016年の大統領選挙をやり直したい」とコメント。一方、シュワルツェネッガーは「100年くらい前に戻って、原油や地下資源を使わないように説得したい」と環境問題に言及し、元知事の側面をのぞかせていた。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日より全国公開となる。