巨匠マーティン・スコセッシがメガホンをとったNetflixオリジナル映画『アイリッシュマン』が11月27日からのネット配信に先駆け、11月15日からアップリンク渋谷・アップリンク吉祥寺ほかにて劇場公開されることが決定した。

『アイリッシュマン』ポスター、その他の写真

本作の舞台は第2次大戦後のアメリカ裏社会、主人公はフランク・“アイリッシュマン”・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)。マフィアのラッセル・バッファリーノ(ジョー・ペシ)に仕えた実在の殺し屋で、1975年に失踪した全米トラック運転組合委員長ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の暗殺をはじめ、多くの殺人事件に関与したとされる。スコセッシ監督が長年温めてきた企画で、スコセッシ作品にデ・ニーロとペシが出演するのは『カジノ』以来24年ぶりで、パチーノが出演するのは初めてとなる。

昨年のアルフォンソ・キュアロン監督作『ROMA/ローマ』に続き、Netflixが再びアカデミー賞を狙う大作で、5日に閉幕した東京国際映画祭で特別招待作品として上映された際は、上映時間209分という長さにも関わらず、チケットがすぐに完売した。