韓国で最高視聴率20%を超え『ブラボー 私の人生』
明るく前向きなヒロインを応援したくなると評価され、韓国で最高視聴率20%を超えの話題作を紹介。鮮魚店を営む祖母と、司法試験合格を目指す兄ジェソクと暮らす女子高生のソ・ドンヒ(ナム・サンジ)は、慎ましいながらも充実した日々を送っていた。一方、裕福な家庭で育った女性、ペク・スンジェ(チャ・ミンジ)は、父親が事業に失敗したうえに拘置所に。そのことを初恋相手のカン・チャヨル(ヤン・ビョンヨル)に知られ、自暴自棄になったスンジェは、同級生のジェソクと一夜を共にしてしまう。
・残酷さと過激さは『ペントハウス』以上! ドロドロ復讐劇『7人の脱出』が1位
そんな中、ジェソクが事故死したという連絡が入り、祖母もショックで亡くなってしまう。突如2人を失ったドンヒに、置手紙とジェソクの子供が。1人で育てる決心をしたドンヒだったが……。
亡き夫の家族に赤ちゃんを押し付ける!
きっと誰もが何の断りもなしに赤ちゃんを置きざりにする罪深さを理解できるはず。子供の母であるスンジェは、出産直後にジェソクの死を知り、自分が働くしか生活する術がないと思い、子供を置き去りにしたようだ。確かに、生活力ゼロの母からすれば子供を預けて自分が働くしかないと思う気持ちも分かるのだが、色々と考えさせられた。
8年後の再会に涙
一方、ドンヒは、叔母を頼っていたが、その叔母がドンヒのためを思って子供を施設に預けることを提案したことから、叔母から離れて、合格していた大学進学も諦めることになった。しかし、8年後、叔母と思わぬ再会を果たす。叔母が「自分が悪かった」と泣きながら謝るところは、涙なしには見られなかった。
ヤン・ビョンヨルのイケメンぶりに注目!
逆境に負けず夢に向かって突き進むヒロインのドンヒを演じたナム・サンジは、1989年生まれの女優。『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』でドラマデビューを果たし、本作で初主演を飾った。俳優ソン・ジフンと交際13年を経て、2023年5月に結婚したことも話題になった。また、最初は喧嘩ばかりしていたものの徐々にヒロインに惹かれていくチャヨルを演じたヤン・ビョンヨルは、1993年生まれの俳優で、『赤い袖先』『紳士とお嬢さん』などの話題作に出演している。
明日はいい事がある、と前向きになれる!
始まってすぐにドンヒの兄と祖母が立て続けに亡くなるも、親切な周りの人たちの助けで希望を見出せる本作。特に、赤ちゃんを抱えて動き回るドンヒを見かねて、声をかけてくれたおじさんの存在は大きい。実際にはありえないことかもしれないが、結局、そのおじさんの助けで住む場所と仕事を得られ、夢であるデザイナーへの道を歩み出すこともできた。
どんなに酷い目に遭ったとしても、常に笑顔で前向きでいれば、きっと誰かが見てくれるし、なんとかなるものだ、と勇気をもらえるような秀作ドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『ブラボー 私の人生』
DVD-BOX1~5 各14,960円(税込)
レンタル中
発売元:BOX1~3/ストリームメディアコーポレーション 、BOX4、5/「ブラボー私の人生」製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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※情報は、記事掲載時のものです
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