二世女優2人も注目集める! タランティーノ監督作からは2019年の新スターが続々
#映画#ザジー・ビーツ#ジュリア・バターズ#ヘンリー・ゴールディング#マーガレット・クアリー#マヤ・ホーク#ラシャーナ・リンチ
2019年、新しく注目された才能の宝庫だったのはクエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ ハリウッド』だ。
ブラッド・ピットが演じたスタントマン、クリフ・ブースが知り合うマンソン・ファミリーの少女を演じたマーガレット・クアリーは、90年代に大人気だった女優アンディ・マクダウェルの娘。モデルでもあった母親譲りの恵まれた容姿と小悪魔っぽい雰囲気で、クリフを誘惑しようとする10代の少女を演じた。
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クエリーと共にマンソン・ファミリーのメンバーを演じたマヤ・ホークも二世女優。父は『真実』(是枝裕和監督)が公開中のイーサン・ホーク、母は『キル・ビル』などタランティーノ作品でヒロインを演じたユマ・サーマンというサラブレッドだ。表情が母親そっくりに成長した21歳の彼女は、『ワンス・アポン〜』では出番は少なめだったが、大注目されたのはNetflixで配信中の『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3。新たに登場したキャラクターで、ショッピングモールのアイスクリーム・ショップの店員、ロビンを演じた。シンガーとしても活動している彼女は、11月に来日してライブ公演も行った。今後はジア・コッポラ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の『Mainstream(原題)』など楽しみな新作が何本か待機中だ。
『ワンス・アポン〜』で「あの子は誰?」と大評判になったのは、レオナルド・ディカプリオが演じた落ち目のスター、リック・ダルトンと映画で共演する子役を演じたジュリア・バターズだ。幼いながらプロフェッショナルなその姿勢でリックを感服させ、同じシーンで共演した直後の一言で彼を涙ぐませるという役どころ。聡明さが漂う美少女で、ディカプリオを相手に堂々たる演技を見せた彼女はまだ10歳。ディカプリオは彼女のことを「若いメリル・ストリープ」と大絶賛している。バターズにとってはディカプリオも母親と同世代、名優で大スターなのはもちろん知っていたが、『タイタニック』を見たことこともなかったもなかったという。
アメリカではシットコム『American Housewife(原題)』のメインキャストの1人として活躍中だ。
“007”はイギリスの秘密情報部(MI6)エージェントのコードネームであり、性別も人種も限定されるものではない。女性でアフリカ系の007がどんな活躍を見せるか、期待したい。
『ジョーカー』でホアキン・フェニックスが演じる主人公アーサーと同じアパートの住人で、彼が淡い恋心を抱くシングルマザーを演じたザジー・ビーツ。ドイツ人の父とアフリカ系アメリカ人の母の間に生まれた彼女は『デッドプール2』のドミノ役やテレビシリーズ『アトランタ』のヴァネッサ役を演じているが、毎回ガラリとイメージを変えてくるので、ザジーだと気づかない人も少なくないとか。今年はナタリー・ポートマン主演の『Lucy in the Sky(原題)』、クリステン・スチュワートが往年の女優ジーン・セバーグを演じた『Seberg(原題)』などにも出演。英独仏の3ヵ国語が堪能でもあり、今後、国際的な活躍も期待できそうだ。
男性では『ラスト・クリスマス』のヘンリー・ゴールディング。昨年、主要キャストが全員アジア系で全米No.1ヒットを記録した映画『クレイジー・リッチ!』でシンガポールの御曹司を演じた彼は、長身とスマートな立ち居振る舞いでハリウッドのアジア男性のステレオタイプを覆した。イギリス人の父とマレーシア人の母の間に生まれ、イギリスで育ったゴールディングは母の母国やシンガポールでモデルやテレビタレントとして活躍、旅番組で日本紀行をしたこともある。『クレイジー・リッチ!』に続き、ブレイク・ライヴリー主演の『シンプル・フェイバー』、そして『ラスト・クリスマス』に立て続けに出演。テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズのエミリア・クラーク演じる主人公を優しく見守る青年を好演している。来年はガイ・リッチー監督の『ザ・ジェントルメン』でマシュー・マコノヒーやヒュー・グラントと共演する他、『G.I.ジョー』シリーズのスピンオフ作『Snake Eyes(原題)』にタイトルロールで主演する。
また、Netflixで配信中の『アースクエイクバード』でアリシア・ヴィキャンデルの演じた主人公の恋人を演じた、EXILE/三代目J Soul Brothersの小林直己もミステリアスな雰囲気が欧米の視聴者にインパクト大だったようだ。テレビシリーズ『マッドメン』や1月公開のクリント・イーストウッド最新作『リチャード・ジュエル』などにも出演しているアメリカの人気俳優ジョン・ハムと比較、“日本のジョン・ハム”と呼ばれていて「マーベル映画にどう?」という評もあった。
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