離れ離れになったドッグとロボット、再会を心待ちにするふたりを待ち受ける結末とは?『ロボット・ドリームズ』公開決定
アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートほか、名だたる映画賞を席巻
第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネート作品『ロボット・ドリームズ』が全国公開されることが決定した。本作よりキービジュアルを紹介する。
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第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートを果たし、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した本作。80年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情を描き、世界中を涙と感動で包んでおり、『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)でアカデミー賞・作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督が、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」と賛辞を贈っている。
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。
数日後、ドッグのもとに届けられた大きな箱——それは友だちロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。
しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは——。
監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画は初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルをもとに、切なくも温かい傑作として結実させた。さらにアース・ウインド&ファイアーの名曲「セプテンバー」が映画に彩りを添えている。
公開日決定にあわせて、日本オリジナルのビジュアルが完成した。夕景のビーチを舞台に、主人公であるドッグとロボットが手を繋いていでる様子が切り取られている。ニューヨーク市内に程近いビーチリゾートであるコニーアイランドを連想させる背景には、名物の観覧車ワンダーホイール、100年近くも動き続けるジェットコースター・サイクロンを模したアトラクションが描かれている。
また、キャッチコピーには、「きみは覚えてる? あの夏、出会った日のことを——」「一生あなたの心に残る、宝物のような102分」。アカデミー賞にノミネートを果たした作品の完成度と、全世界で賞賛を受けている作品性を表現している。
『ロボット・ドリームズ』は11月8日より全国公開。
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