ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)や『教場』(フジテレビ系)での熱演が話題を呼んだ木村拓哉が2月3日、都内で行われた『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の公開アフレコイベントに登場。クールなイメージからは想像がつかない、淡い初恋について明かした。
・木村拓哉の 『映画ドラえもん のび太の新恐竜』 公開アフレコイベント、その他の写真
この作品はのび太が双子で新種の恐竜・キューとミューに出会って始まる物語。この2匹の仲間を探すべく、のび太たちが6600万年前の白亜紀で大冒険を繰り広げる。
映画40作品目となる本作で、木村は10年ぶりにアニメ映画の声優を務める。演じるのは、白亜紀に存在するはずがない「猿」の姿をした怪しい男・ジル。のび太たちがたどりついた「謎の島」の秘密を知る存在として、物語の鍵を握る重要人物だ。
今回はそんなジルの登場シーン2つを収録。公開アフレコはこれが初めてだそうで、たくさんの報道陣に囲まれた状態での収録に「裏側を見られてる感じで恥ずかしかったです」と意外にも緊張したことを明かした。しかし、本番が始まるとイメージ通りの落ち着いた声で、ジルというクールかつ謎めいた役柄を見事に演じて見せた。
アフレコ終了後、作品の印象について聞かれると「ジルというキャラクターを担って(作品に)参加させてもらっているんですが、相変わらずしっかり感動させるなと、気付いたらどこか視聴者目線になってしまっていました」と回顧。「物心ついた頃からドラえもんに接してきた世代なので、周囲からの反響もかなりありました」と話し、自身のドラえもんに対する長年の愛着をにじませた。
また、今回演じるジルとも「恐竜好き」という点で通ずる部分があるとのこと。幼少期は頭に入るだけの恐竜の名前を覚えていたと話し、「のび太の恐竜好きは、過去何作にも渡って作品の世界観の中で表現されていますが、ジルの恐竜に対する愛はのび太以上なので、やっていて楽しかったです」と役への思いを語った。
イベントの終盤にはドラえもん本人がスペシャルゲストとして登場。仲間たちからゆだねられてきたというドラえもんの質問攻めにも、1つ1つ丁寧に回答した。しずかちゃんからの初恋に関する質問には「ちょうどのび太と同じ頃、相手は同級生だった。でも僕は(相手に)気持ちを伝えなかったので、そこはのび太の方が優れてると思う」と答え、作品の主役を持ち上げるという完璧な対応を見せた。
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