女優の松本穂香が2月3日、東京・神楽座で行われた主演映画『酔うと化け物になる父がつらい』のヒット祈願イベントに渋川清彦、今泉佑唯、ともさかりえ、片桐健滋監督とともに登場。2月5日に誕生日を控える中、サプライズで恵方巻ならぬ“恵方ロールケーキ”をプレゼントされてキュートな笑顔を見せた。
・松本穂香らが登壇!『酔うと化け物になる父がつらい』ヒット祈願イベント、その他の写真
本作は、菊池真理子の実体験にもとづくコミックエッセイを原作とするヒューマンドラマ。酔うと“化け物”になる父親(渋川)と新興宗教にハマる母親(ともさか)をもつ田所サキ(松本)の悲喜こもごもの半生をつづる。
松本は、本作の撮影では自身の役柄を「あまり意識しないことを意識した」と明かして「監督が最初から最後まで『言いづらいセリフがあったら言いやすいように変えてもらって大丈夫なので』とおっしゃってくださった。なので極力、違和感のないように過ごしていた。(監督らは)私のすることがサキのすること、として見てくれたので(役柄の)意識はなかったですね」と話した。
W主演の1人を担う渋川から「現場の居方(たたずまい)が美しかった」と褒められると、松本は渋川について「ずっとお父さんでした。現場でも実際にお酒を飲んでいらっしゃってて、リアルに顔がポ〜っとしていらっしゃった」と述懐。
それを聞いた渋川は「セリフが言える範囲で飲んでやってみたんですけど…酔えなかったです(笑)。緊張もするし、セリフも言わなきゃという意識が働くので酔えなかった。オレに勇気があったら、もっとベロベロでできたのかな。それも今度やってみたいです。どうでしょう?」と監督に提案する一幕も。
サキの妹フミを演じた欅坂46の元メンバーである今泉は、今回が映画デビュー。キャストや制作陣が密集した一軒家での撮影を振り返って「みなさんの圧に圧倒されすぎちゃって、(撮影を)このあと2週間くらい、乗り切れるかなと不安になりました」と本音を吐露。松本は撮影の合間の今泉との会話を思い出して「アイドル時代の話とか聞いた。『握手会ってどんな感じなの?』とか(笑)。そういうところから仲良くなろうと必死でした」と述べた。
会場ではまた、ヒット祈願の豆まきも実施。キャスト陣は、本映画にちなんだ「“化け物”は外! 福は内!」というかけ声に合わせて豆をまき、来場者らとの交流を楽しんだ。
『酔うと化け物になる父がつらい』は3月6日より全国公開となる。
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