【元ネタ比較】『ヲタクに恋は難しい』1/3
BL同人誌にそっくりでビックリ!
うわ! やられた!と思ったと同時に、これは侮ってはイカンと襟を正して試写に臨んだ『ヲタクに恋は難しい』。ふじた原作によるpixiv発の同名コミックを『銀魂』の福田雄一監督が実写映画化したラブコメディだ。
・高畑充希、総勢50名のコスプレイヤーに囲まれ「こんなカオスな取材は初めて(笑)」
マンガ、アニメ、BLをこよなく愛し、BL同人誌も手がける隠れ腐女子のヒロインと、重度のゲームヲタクの幼馴染との恋を描いている。原作は2016年に「このマンガがすごい!」オンナ編第1位に輝き、累計発行部数900万部を突破し、2018年春にはテレビアニメシリーズ化もされた人気作だ。
作者自身が本当に生粋のヲタクなんだろうな〜と思わせるディープなヲタクあるあるが随所に散りばめられていて笑えるし、不器用な2人のラブストーリーは意外とピュアでキュンとする。それを福田雄一監督が実写化するとあって予てから期待していたわけだが、やられた!と思ったのは試写会でマスコミ向けのプレス資料を取り出した時だ。
マジでビビった筆者は取り出したプレス資料を慌ててカバンにしまい込んだしまった。なぜならプレス資料の表紙がBL同人誌(しかも18禁マーク入り!)を模しており、それがあまりにもリアルだったから‼
その日筆者はたまたま腐女子友だちと「とらのあな」の秋葉原B店(女性向け同人誌取り扱い店)に行ってから試写会に直行したもんだから、マジでBL同人誌を職場で取り出したと思ってビビってしまった。そんな直前まで本物の同人誌を見ていた筆者も騙されるほど、再現度が高いのだ。
ちなみにプレス資料の冒頭には4ページも漫画が付いており、この漫画は劇中でヒロイン・成海が描く同人誌漫画としても登場する。この漫画の作画を担当したのは本物の商業BL漫画家の灰田ナナコだ。BLコミックス「僕を悪い子にして」など人気があり、商業BL同人誌即売会で長蛇の列ができているのを見かけたこともある。
こんなプレス資料を作ってしまうとは! 試写が始まる前からしてすでに「これは侮れない」と気を引き締めて見ることとなった。さすが福田雄一監督だ。(2へ続く…)
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